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セキュリティ機能搭載の電子黒板6機種を新発売  パナソニック    コミュニケーションズ 月産1500台


 固定通信機器開発・製造・販売のパナソニック コミュニケーションズ株式会社(福岡市博多区美野島四丁目、赤峰信治社長)は、1月20日、セキュリティ機能を搭載した電子黒板の新商品2タイプ6機種を新発売した。月産台数は合計1500台を見込んでいる。
 これは情報セキュリティ上の観点から板書した内容やデータの保存についてセキュリティ機能を強化してほしいという要望が多く寄せられたため。パスワード入力機能を搭載し、あらかじめ設定したパスワードを入力しなければ、板書した内容の印刷やUSBフラッシュメモリーなどへのデータ保存ほか、パソコンへのデータの取り込みができなくなっている。さらに板書内容の読み取りの完了後、消し忘れ防止のアラート(警報)もついている。また従来機種と異なり、電子黒板のデータをパソコンに取り込む際に必要だった専用のソフトウェアがなくても、取り込みができる。全機種カラー液晶ディスプレイを搭載している。新製品はフィルムボードタイプとスチールボードタイプの2タイプ。サイズ、読取モード別にフィルムボードタイプはカラーワイドモデル、カラー標準モデルの2機種、スチールボードタイプはカラーワイドモデル、カラー標準モデル、モノクロワイドモデル、モノクロ標準モデルの4機種があり、計6機種。価格は18万2700円~28万2450円(税込み)。板書内容を出力するプリンターセットは2万6250円。同社では「壁掛け可能なフィルムボードとマグネットで資料を貼れるスチールボードの2タイプがあるので、お客様の設置環境や用途で選んでいただける」と話している。
 同社は1955年12月設立、資本金298億4500万円。従業員数は1万7500人(連結、08年3月末現在)。08年3月期連結売上高は5175億円。松下電器産業株式会社の100%子会社。関連会社にパナソニックCCソリューションズ株式会社、パナソニックCCソフト株式会社などがある。