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スマートフォンで天神・博多の駐輪場情報  ナビタイムジャパン    実証実験で3月まで無料配布


 地図ソフト制作のナビタイムジャパン(東京都港区青山、大西啓介社長)は、12月から福岡市の博多、天神周辺の駐輪場の情報が受信できるスマートフォン向けアプリの無料配布を開始した。
 試験段階で運用している駐輪場検索アプリの実証実験を兼ねた取り組みで、自転車利用者の利便性向上と放置自転車を減らすのが目的。アプリの名称は「駐輪れぽ」で、アンドロイド搭載の端末で利用できる。GPSと連動し、自分の現在地と天神、博多地区百カ所の駐輪場の場所が表示されるほか、各駐輪場の営業時間、利用料金などを知ることができる。また、アプリのユーザーに利用可能な台数についての投稿を募っており、リアルタイムで利用状況を更新できるシステムを導入している。無料配布期間は3月まで。今回の利用状況を見て、事業化が可能かどうかを検討するという。
 福岡市は全国で6番目に放置自転車が多く、福岡市などで駐輪施設の拡充し、市民に利用を呼びかけている。アプリの担当者は「事業として成立するようならば、駐輪施設が多い自治体などに販売していくつもり」と話している。