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スマホ向けアプリ販売代理業を開始  関家具    初年度売上高見込み6000万円


 家具メーカーの株式会社関家具(大川市幡保、関文彦社長)は8月から、スマートフォンやタブレット端末などのスマートデバイス向けアプリケーションシステムの販売代理事業を開始する。
 販売するシステムは、認識コードが印刷された写真などを、スマートデバイスで撮影することで、撮影画像が動画として表示されるシステム「動フォト」。同システムを販売するNTTコムウェア九州株式会社(福岡市博多区御供所町)と代理店契約を結び、家具卸事業の取引先などを中心に全国的に販売していく。初年度売上高は6000万円を見込んでいる。
 同システムは、関家具が販促ツールとして使用していたもの。利用者は、スマートデバイスにインストールしたアプリで認証用画像を撮影すると登録された動画を見ることができる。これまで印刷物からインターネットに誘導する媒体の多くは、URLや検索ワードを掲載し、HPサイトなどにアクセスするのが主流だったが、同システムを利用することで撮影した画像を直接動画として表示できるため、情報へのアクセス時間が短縮できるという。猪名冨大助常務は「家具店などの取引先の販促効果が向上するよう、動フォトを普及させたい」と話している。
 同社は1982年11月設立、資本金は1億4000万円。2013年5月期売上高は108億円。従業員は253人。