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シンガポールで不動産事業展開  シノケングループ    現地法人の株式取得


 投資用アパート・マンション販売の株式会社シノケングループ(福岡市博多区博多駅南1丁目、篠原英明社長)の連結子会社SKGインベスト・アジア(香港、同社長)は9月30日、シンガポールで不動産業を展開するHecks Realty Pte Ltd(ヘックス不動産、チョイ・ポー・チャン・クラウディア代表)の株式34%を取得、シノケングループは同国内での不動産事業に着手する。
 近年シンガポールの投資家から、日本国内不動産の投資物件について問い合わせが増えていることから、中国での実績を持つシノケングループは、そのノウハウを活用して、日本人に対するシンガポールの不動産・賃貸サービス提供、シンガポールの投資家に日本不動産を紹介するサービスを展開し、将来的には アセアン諸国への展開も視野に入れて事業展開を図るという。今回の資本提携に関して同社では「新たに法人を設立して事業展開するより、現地でのノウハウやネットワークを既に持ち、事業基盤が確立されている企業と資本提携する方がより有利に事業展開できる」と判断、今後、ヘックス不動産との協業状況や、シンガポールでの事業展開の見通しを踏まえて株式の保有比率を段階的に増加させていく考え。また同日付でヘックス不動産はシノケン・ヘックス不動産に社名変更するとともに篠原社長が取締役に就いた。
 シノケン・ヘックス不動産は1992年8月設立、資本金は2万シンガポールドル(約175万円)、13年12月期の売上高は77万1503シンガポールドル(約6755万円)。