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コンテナ電化自動洗浄・乾燥ライン開発  ハヤシ    価格は1ライン3000万円


 半導体・省力化機械製造開発の株式会社ハヤシ(福岡市博多区榎田、林秀憲社長)は、コンテナ洗浄の株式会社ニシアツ(福岡県糟屋郡新宮町立花口、黒井寛社長)と共同でスーパーや食品業界などで業務用コンテナのオール電化自動洗浄・乾燥ラインを開発。12月1日に発売した。
 同製品のオール電化は日本初。同製品は食品などの搬送時に使う折り畳み式コンテナ(折コン)を洗浄・乾燥するラインで、稼働能力は買い物かごサイズで毎時800個。従来商品は乾燥後も付着水分が残っていたが、同ラインでは乾燥に入る前の段階でかごを2度反転する機能を新たに加え、付着水分を約50%削減する。1号機はニシアツのカゴ洗浄工場に納入し、今後、同ラインの需要が見込める国内外の食品メーカーなどへ製品を拡販する計画。価格は1ライン3000万円。初年度5台の受注を見込む。林社長は「オール電化なので初期投資は高いが、環境エネルギーの将来性を考えると十分に元が取れる。衛生管理を徹底している食品メーカーなどに提案していきたい」と話している。
 同社は1918年創業。1989年設立。資本金は2000万円。09年4月期売上高は12億円。従業員数は38人。林社長は1957年5月26日生まれの52歳。福岡県立福岡工業高校卒。趣味はゴルフ。