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カメリアライン用の新乗降装置を供用開始  博多港ふ頭    総工費は1億66百万円


 博多港を管理する第3セクター・博多港ふ頭株式会社(福岡市東区香椎浜ふ頭4丁目、江頭和彦社長)は2月1日、博多国際ターミナル内に完成した新乗降装置(ボーディングブリッジ)の供用を開始した。
 同社が1億66百万円かけて博多―釜山間を運行する定期船「ニューかめりあ」の乗降装置を設置した。同所では博多国際ターミナル全体の改修に伴い乗降口の移設工事に09年10月から取り掛かっていた。工事期間中は、手続きから1階に降りてシャトルバスで岸壁まで移動し階段で乗船していたが、今回の供用開始で出入国審査場とフェリー入口が直接つながれた。さらに、台風などの災害時や通路下の岸壁を車両が通る際には先端部分を折りたたみ収納できる機能も備えている。
 同船を運航する旅客定期船運航、貨物運送事業のカメリアライン株式会社(福岡市博多区沖浜町、青野陽社長)の平野雄二営業副部長は「車いすや土産物を抱えた利用客に大変評判が良い。これからも旅の玄関口としてサービスの充実に努めたい」と話している。