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オリジナル地ビール2銘柄が国際品評会で金賞  ホテルオークラ福岡    アルスは07年に続き2回目


 株式会社ホテルオークラ福岡(福岡市博多区下川端町、水嶋修三社長)は、このほど日本地ビール協会(兵庫県芦屋市、小田良司会長)が主催する国際品評会「インターナショナル・ビアコンペティション2012」のケグ(樽)ドラフト部門で同社のオリジナル地ビール「アルス」、「DAIKOKU(ダイコク)」の2銘柄が金賞を受賞した。
 同品評会は国内や世界各国のビール、地ビール文化の普及と親交を目的に毎年開催しているもので、今回で16回目。同社では07年に初出展して以降、毎年参加。アルスは07年に続く2回目、「DAIKOKU」は10年に出展して以降、初受賞となった。「アルス」はドイツから直輸入した酵母を使用し、3種類のホップを合わせたジャーマン・ケルシュ(ドイツケルン地方のビール)スタイルを採用しているのが特徴。アルコール度数4%でゴールド色、高温発酵と低温熟成でドライな口あたりとすっきりした味わいに仕上げている。「DAIKOKU」はアルコール度数6・5%で漆黒色、コーヒービターな香りが特徴。「力強さを出すためにアルコール度数を5・5%から引き上げた。炭酸ガスの量を少なくして味わいを引き立てるなど改良を重ねた」(同社経営企画室)としている。
 品評会では色合いや苦み、香り、風味などの審査項目を経て、各項目のバランスが世界1級レベルに達することが金賞の条件になるという。今年の審査会には国内外18カ国85社が参加し、248銘柄を出展した。