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エレベータ内のキズ防止、防炎用養生シートを発売 　包研（ほうけん）　　　 固定用粘着補強マットも

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　包装・梱包資材、食品容器、物流機器を販売する株式会社包研（福岡市東区松田１丁目、西藤悟社長）はこのほど、エレベータ内を美化保護する防炎用養生シートと固定用の粘着補強マットを開発、発売した。
　防炎用養生シートはエレベータ内の壁面に粘着シートで貼りつくため、跡を残さずはがすことができ、貼り付け、取り外しを繰り返しても粘着力が持続することや、洗って再利用できる点が特長。防炎の面でも日本防災協会認可（日防試第Ｅ０‐２０‐１１２号）を受けている。粘着補強マット「ピタットくん１番」は養生シートと合わせて粘着力をさらに高める透明なマットで、シートの角などに貼ることでズレやめくれを防ぐ。大手ビルメンテナンス会社やエレベータメーカーで導入が決定している。
西藤社長は「磁気を用いていないため電磁波が発生せず、病院などでも利用できる。また、清潔に繰り返し利用できるためコストダウンにもつながる。強みを生かしてビルメンテナンス、管理会社や各メーカーなど多方面に提案していきたい」と話している。
　同社は１９７３年４月設立。資本金１千万円。従業員１６人。１０年３月期の売上高は６億円。西藤社長は１９３６年７月２３日生まれの７３歳。九州国際大学卒。趣味はゴルフ、登山。