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ウェブサイト構築システムの正式版を公開  baser CMSユーザー会    開発者の参入増目指す


 ウェブサイトを構築するコンテンツマネジメントシステム(CMS)開発のbaserCMSユーザー会(江頭竜二代表〈株式会社キャッチアップ、社長〉)は12月3日、同システムの正式版となる「baser CMS3」を公開した。
 baser CMSは、時事情報表示や顧客からの問い合わせ受け付け機能を必要とする中小規模の企業ホームページをメーンターゲットに2009年に開発されたオープンソースシステム。国内で製作しているため、マニュアルやヘルプなども日本語が標準となっているのが特徴。これまでに推定約7000件のウェブサイトで使用されている。
 利用者向けにトップページなどの表示速度や管理システムの速度を改善し、プラグイン開発者向けにデザインやフォームなどの追加機能を開発しやすくするための仕組みを強化。江頭代表は「土台となるシステムを組み替えたことでデザイン会社だけでなく、製作やシステム会社も利用しやすくなった。開発者の参入を促し、開発速度を上げていきたい」と話している。
 これに伴い、ウェブサイトのデザインテーマを公募する「第2回baserCMSテーマコンテスト」を開催する。1月15日から2月14日まで作品を募集し、約100~200点の応募を見込む。baser CMSの運営に携わる15人が審査し、結果を2月28日に発表。入賞テンプレートは公式のテンプレートとして採用される。運営に携わる矢野修作株式会社ディーゼロ社長は、「デザイナーが市場に出る機会を創出し、応援したい」とコメントした。