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アジのオイル漬けが大日本水産会会長賞を受賞  ジャパンシーフーズ    海鮮茶漬けに続く3回目


 鮮魚加工食品メーカーの株式会社ジャパンシーフーズ(福岡市南区井尻5丁目、井上幸一社長)は10月15日、全国水産加工業協同組合連合会が主宰する第24回全国水産加工品総合品質審査会で、6月に発売したアジ加工食品「あじのオイル漬けマリネ風」が大日本水産会会長賞を受賞した。
 同食品はアジの刺身をハーブやワインビネガー、オイルなどに付け込んだ商品で「そのまま食べるだけでなく、パスタやサラダなど、さまざまな料理にアレンジでき、用途の幅が広いことで若い女性に人気が出た」(井上社長)ことなどが評価された。昨年6月に開設した新商品開発チーム「ブルーオーシャンプロジェクト」が開発した商品。
 同審査会は、水産加工品を品評する全国大会で毎年8月から開催。昨年開催された第23回審査会では、868点の応募があった。そのうち農林水産大臣賞が3点、水産庁長官賞が5点、東京都知事賞が5点、大日本水産会会長賞が10点、全国水産加工業協同組合連合会会長賞が10点。同社では海鮮茶漬け「海鮮贅沢茶漬」シリーズで2010年に「ごまあじ茶漬」が、2011年に「鯛茶漬」が全国水産加工業協同組合連合会会長賞を2年連続で受賞しており、同審査会からの受賞は3回目。
 井上社長は「ブルーオーシャンプロジェクトは営業や食品研究室、総務などから職種にこだわらず、新商品開発にやる気のあるスタッフで編成した。チームとして評価を受け、うれしく思う」と話している。
 同社は1987年7月設立、資本金5000万円、2012年8月期売上高は31億円。出先は箱崎工場、対馬工場、食品研究室(福岡市東区社領1丁目)、関東・名古屋・大阪営業所。従業員は160人。