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アイランドシティに3階建て特養老人ホーム  怡土福祉会    12億円かけ、10年11月完成へ


 社会法人怡土福祉会(福岡市西区大字徳永、坂本道男理事長)は、福岡市東区の人工島・アイランドシティに3階建て特別養護老人ホームの建設を計画している。着工は2010年1月、完成は同年11月。土地価格は5億円で、総工費などは12億円になる見込み。
 これは福岡市が公募していた高齢者関連施設の事業提案に同会が応募し、決定したもの。名称は「介護老人福祉施設 アイランドシティ照葉」。場所は高層マンション「アイランドタワー スカイクラブ」東側。敷地面積は4100平方m。建物の延べ床面積は約5100平方m。広域型の施設で、定員は100人。居室はすべて個室となる。デイサービスセンター(定員10人)を併設する。スタッフ数は50人程度になる予定。将来的には認知症対応型通所介護の実施も検討しており、デイサービスの人数拡充も含め、周辺住民の高齢化など経年変化に合わせた展開をする。開設準備室の田中瑞年同会理事(ケアハウス怡土施設長)は、「福岡地区には当会の特別養護老人ホームはなかったので、前々から開設したいと考えていた。入居者の方一人ひとりが、その人らしく暮らせるような施設にしたい」と話している。
 同会は同市西区大字徳永で昭和病院を運営する(医)朝菊会の系列で、1997年創立。福岡市・前原市・横浜市でケアハウスや特別養護老人ホームを6施設(建設中含む)運営している。