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アイランドシティで電気自動車の実証実験  福岡市    電動バス運行と小型EVのカーシェア


 福岡市は11月から、同市東区のアイランドシティで開発中の電気自動車の実証実験を開始する。
 市が3月に策定した「次世代自動車普及促進ビジョン」に伴う事業で、アイランドシティを中心に電気自動車の普及拡大を目指す。今回は、三菱重工業などの電気自動車2車種を市内で試験運用する。一つは三菱重工業製の電動バス(三菱EVバス)で、来年1月に6日間程度、アイランドシティ‐千早間でシャトルバスとして運行する。2つ目はタケオカ自動車工芸製の小型モビリティ(一人乗り電気自動車)で、11月から来年2月まで、アイランドシティの住民を対象にカーシェアリングを実施する。この車両は全長2・2メートル、最高速度は60キロ。フル充電で65キロ走行できるという。
 アイランドシティでは昨年からEV(電気自動車)のカーシェアリング事業や、充電スタンドを設置するなど電気自動車の普及拡大に取り組んでいる。高島市長は会見で「実際に乗ってみた市民の意見が電気自動車開発のプラス材料となることはもちろん、試乗した市民の電気自動車に関する関心が高まってくれれば嬉しい」と話している。