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ふくおかフィナンシャルグループ傘下で営業開始  ふくおか証券    福銀千早支店2階に新店オープン


 福岡銀行子会社のふくおか証券株式会社(福岡市中央区天神2丁目、林田隆社長)が4月2日、株式会社ふくおかフィナンシャルグループ(FFG、同市中央区大手門1丁目、谷正明会長兼社長)傘下の証券会社として営業を開始した。
 同社は旧前田証券株式会社。11月28日付で福岡銀行と締結していた株式交換契約に基づき、4月1日付で福岡銀行の完全子会社に移行した。資本金は21億9898万円。本店はこれまでどうり福岡銀行本店ビル9階に置いている。役職員数は206人、店舗数は24店舗。4月2日には福岡銀行千早支店(同市東区水谷2丁目)の2階に、前田証券時代から数えて22年ぶりに新店舗をオープン。今後、5月から6月にかけて博多駅前支店(同市博多区)、久留米支店(久留米市日吉町)、大川支店(大川市榎津)を福岡銀行の店舗内に移転する。
 4月2日に千早支店であった共同店舗開設式で、FFGの谷正明会長兼社長は「他行にはない独自の銀証連携を強化していくことで、リテール営業の強化、充実を進めていきたい。FFGが持つ情報や幅広いネットワーク、前田証券時代から培ってきたふくおか証券の営業力を融合させ、顧客基盤を強化していきたい。リテール部門の先端を走り続ける存在であってほしい」と期待を寄せ、ふくおか証券の林田社長は「FFGの経営理念、ブランドスローガンをしっかり受け止めていきたい。地域に一番身近な存在でありながら、期待を超える証券会社を目指していきたい」と意気込みを語った。
 ふくおか証券発足を受け、FFGは金融商品仲介業務の取り扱い店舗を福岡銀行で32店舗、熊本ファミリー銀行で1店舗、親和銀行で2店舗の計35店舗まで拡大、証券や債券などすべての金融資産を銀行窓口で対応できる体制を強化する。