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たんの吸引などの試行事業で厚労省から研修施設に認定  誠心    1月から研修スタート


 有料老人ホーム経営の株式会社誠心(太宰府市五条2丁目、吉松泰子社長)はこのほど、厚生労働省から、来年3月にスタートする「たんの吸引等の試行事業」の研修施設に認定された。1月から研修事業を開始する。
 同事業は、これまで医療行為と規定され介護士が実施できなかった「たんの吸引」などいくつかの医療行為を、研修などを終え技能を持つ介護士などが手掛けることができる。同社は厚生労働省が募集した研修施設の認定に応募、全国7団体の一つとして、経営する有料老人ホーム「アクラス五条」が選ばれた。現在、同社の介護士と看護師が指導者として活動するため研修中。1月から指導介護士と指導看護師として外部からの受講生に講義を行う。研修内容などは未定。吉松社長は「今回の試行事業は待ち望んでいたもの。これから研修施設にふさわしい必要な知識と技術を持った人材の育成を強化していきたい」と話している。
 同社は05年9月設立。資本金1千万円。従業員数60人。太宰府市内で2カ所の有料老人ホームを経営している。吉松社長は福岡市早良区出身。1953年12月18日生まれの56歳。福岡県立看護専門学校卒。趣味は仕事。