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「環境私募債」など無担保社債を発行  アガペ    合計1億5千万円


 調剤薬局業の株式会社アガペ(福岡市中央区薬院1丁目、藤木一行社長)は6月14日、西日本シティ銀行保証付きの「環境私募債」など合計1億5千万円の無担保社債を発行した。
 無担保社債の発行は4、5回目。4回目として西日本シティ銀行・福岡県信用保証協会共同保証付私募債1億円、5回目として西日本シティ銀行が環境に配慮した経営を行う企業を対象に2008年から受託を開始した「環境私募債」5千万円を発行した。期間は共に5年。私募債発行で長期の資金調達が可能となり、社内外に財務内容の健全性などをアピールできるほか、特に環境私募債は通常の私募債より発行コストが優遇され、社内外に環境問題への取り組みをアピールできるメリットがある。
 同社は1989年2月創業、94年2月設立。資本金1千万円。従業員255人。福岡市内を中心に調剤薬局37店を展開するほか、高齢化社会が進む上で問題となってくる在宅医療や介護事業にも取り組んでいる。環境問題には、04年12月に「ISO14001」を取得し、廃棄物削減のためのリサイクル推進など省資源・省エネルギーに積極的に取り組んでいるという。