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「働きがいのある会社」ランキングで11位に 売れるネット広告社


週刊経済2024年2月20日発行号

小規模部門で

ネット通販事業者向けのクラウドサービス、マーケティング支援サービスの㈱売れるネット広告社(福岡市早良区百道浜2丁目、加藤公一レオ社長CEO)はGreat Place to Work Institute Japan(以下、GPTW)2024年版日本における「働きがいのある会社」ランキングの小規模部門で11位となった。
アメリカに本部を置くGPTWは、世界約150カ国で働きがいに関する調査の結果が一定水準を超えた企業を「働きがい認定企業」、さらにその上位企業を「働きがいのある会社」に認定。毎年1月に発行されるビジネス雑誌を通じてランキングを発表している。日本では、㈱働きがいのある会社研究所(東京都港区、荒川陽子社長)が本部よりライセンスを受け運営。同様に上位企業をメディアを通じて発表、認定企業は人材獲得や企業価値向上を図れる。
調査は従業員と会社の両者でアンケートをとり基準に基づいて評価する。従業員のアンケートは選択式設問60問、自由記述式2問、属性・認識を問う8問の無記名式。一方、会社側に対しては企業文化や会社方針、人事施策(採用、経営層からの意見浸透、従業員からの意見聴取、人材育成、ダイバーシティ、ワークライフバランス、社会・地域貢献活動など)の具体的な取り組みを回答してもらう。認定企業のうち特に働きがい水準が高い上位100社をランキング形式で発表。今年度の国内の調査参加企業数は634社だった。
売れるネット広告社は2010年設立。21年に福岡と東京オフィスを拡張し、特に東京は約1千㎡のフロアにカフェやバーを併設。50人収容の多目的スペースやウェブ会議用の個室ブースを設置。福岡も同様のレイアウトにしている。経営・管理者層への適切な人材配置や能力開発の機会が与えられていること、また管理者と従業員の期待が明確だったことから評価につながった。