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「ポイント制」高齢者ボランティア事業開始  福岡市    1日200円、年間5000円上限


 福岡市は2月1日から、高齢者の社会参加を促す事業として、新たに「介護支援ボランティア事業」をスタートさせた。
 65歳以上の高齢者が介護施設などでボランティア活動をすると、市から「ポイント」が付与されるというもの。貯まったポイントは奨励金に換金することができる。事業の流れは、まず市にボランティア登録して専用の手帳を受け取り、指定された活動先を選んでボランティア活動を行う。終了後、各受入機関で手帳にポイントを記すスタンプを押してもらい、市に交換申請をすることで1ポイント1円分の奨励金が口座に振り込まれる。ポイントは1日1スタンプで200ポイント、年間実績は5000円を上限とする。活動場所は全て介護関連施設で、市・区のボランティアセンターで登録を受け付ける。
 事業には福岡ソフトバンクホークス、株式会社岩田屋三越、株式会社エバーライフなどの地元企業が協賛しており、先着登録者や一定数活動した登録者に抽選で特典を設けている。高島市長は会見で「ポイントによるお金が目的といった事業ではなく、高齢者が社会と関わるきっかけづくりになればと考えている」と話している。