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香春大任バイパス4車線化に着手  福岡県


総事業費168億円、27年度の完成目指す

福岡県は、今年度内に7月19日に暫定2車線で開通した国道322号・香春大任バイパス(10・5キロ)の工事に着手する。
国道322号は北九州市から田川郡、朝倉市を経て久留米市に至る延長120キロの広域幹線道路。昨年秋に朝倉市と嘉麻市間に八丁峠道路(4・5キロ)、嘉麻市側に千手バイパス(2・3キロ)、香春大任バイパス(10・5キロ)がすでに開通していることに加え、現在でも嘉麻市側に嘉麻バイパス(2・7キロ)、朝倉市側で甘木バイパス(1・6キロ)などの工事が進んでおり、これらの事業が完了すれば、広域幹線道路としての機能が高まり、交通量増加も予測されることから4車線化の整備が決まった。総事業費は168億円で、2027(令和9)年度の開通を目指す。暫定2車線に並行し、2車線が追加整備されることになる。
現在、県では県内4地域でバイパス整備や4車線化事業を進めているが、筑豊地域では国道322号の嘉麻バイパス(2・7キロ)のほか、桂川町で豆田稲築バイパスの九郎丸工区(約1・3キロ)が新規事業区間として工事に入り、27年度の開通を目指す。

2020年9月1日発行