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那覇バスターミナルを子会社化   第一交通産業    再開発用地の一部も取得


 第一交通産業株式会社(北九州市小倉北区馬借2丁目、田中亮一郎社長)は1月11日付で、那覇市泉崎1丁目のバスターミナル運営会社、那覇バスターミナル株式会社(坂田雄一社長)の全株式を取得し子会社化した。
 東京都中央区日本橋本町1丁目の不動産業、株式会社リッシ(坂田雄一社長)が所有する全株式を取得したもので、取得額は明らかにしていない。また、2階建てのターミナルビルとともに、敷地約1万3千平方mのうち3割に当たる3845平方mの土地も取得した。
 同ターミナルは那覇市の中心地で再開発の指定を受けているが、事業着手が遅れている。今回の子会社化で、ターミナル機能を継続しながら再開発事業を進めることが可能になった。同社では「今後は旭橋都市再開発株式会社が事業を進めることになると思うが、当社は南地区事業に参画した経緯もあり、地権者として再開発事業に協力していきたい」と話している。
 同社は2004年に那覇バス株式会社から営業を譲受し、沖縄県内で路線バス事業を開始。その後琉球バス株式会社の営業を譲受し、県内バス4社のうち2社を運営している。また、タクシー事業やマンション開発も展開しており、旭橋再開発事業では南地区の開発に参画しオフィスビルを建設した実績を持つ。