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県内の特定非営利活動法人など3団体表彰 第一交通産業創業者黒土始基金


週刊経済2023年9月5日発行号

各100万円贈呈

一般財団法人第一交通産業黒土始基金(事務局・北九州市小倉北区馬借2丁目、代表理事・田中亮一郎第一交通産業㈱社長)は8月24日、社会貢献活動に取り組む福岡県内の3団体を表彰した。
昨年8月に大手タクシー会社、第一交通産業創業者の故黒土始氏が2億円の私財を投じて設立した同基金初の表彰式。理事などから推薦された地域経済の持続的な発展に向けた活動や、地域福祉の向上に寄与する取り組みを続けた全国44の中小企業・団体から3団体を選出した。受賞したのは、スーダン、ザンビアなどアフリカで医療支援や生活インフラの整備に携わる特定非営利活動法人ロシナンテス(同区古船場、川原尚行理事長)、プロレスを通じた街おこしに取り組み、年間約350の福祉施設を慰問しているNPO法人九州プロレス(福岡市東区多の津5丁目、筑前亮太理事長)、食を通じて子どもの貧困の連鎖を断ち切ることを目的に活動する特定非営利活動法人フードバンク北九州ライフアゲイン(北九州市八幡東区中央2丁目、原田昌樹理事長)の3団体で、それぞれ100万円が贈呈された。田中代表理事は「地域密着、社会貢献するという黒土の遺志を引き継いでいきたい」と話している。