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国際線ターミナルの増改築工事に着手 福岡国際空港


週刊経済2022年5月17日発行

延べ床面積は現在の約2倍に拡張

福岡空港を一体運営する福岡国際空港㈱(=FIAC=福岡市博多区、永竿哲哉社長)は、国際線ターミナルの増改築工事に着手する。総事業費は約500億円。5月中に着工し、2025年3月までの完成を目指す。
現在の国際線ターミナルビルは1999年に供用を開始。当初の利用者数は年間250万人だったが、インバウンド(訪日観光客)の需要増を背景にアジア系エアラインの新規就航が相次ぎ、コロナ禍前の18年度は690万人まで増加、施設全体の狭隘(きょうあい)化が課題となっていた。2020年春以降のコロナ禍で足元の航空需要が依然として厳しい状況が続いているが、国際線側に新設される増設滑走路が25年末に完成することや、今後の航空需要回復を見据え、拡張工事に着手した。計画では既存施設の改修、到着ロビーの増床をはじめ、北側にボーディングブリッジを備えたコンコースを延伸する。また、国内線ターミナルとの移動時間短縮を目的に内際連絡バス専用道路の整備、立体駐車場も新設する。増改築後の延べ床面積は現在の約2倍にあたる約13万6千㎡。既存施設の改修では3階の出発保安検査場、出国検査通過後の免税店フロア(現在の約4倍の売り場面積)を大幅に拡張するほか、自動手荷物預入機の設置や保安検査機器を増設し、出発手続き時間の短縮を目指す。
FIAC広報課では「スムーズで快適なサービスが提供できる施設の整備を目指していきたい」としている。