NEWS

モバイルの専業銀行をみんなの銀行に商号変更 ふくおかFG


金融庁の予備審査通過

㈱ふくおかフィナンシャルグループ(福岡市中央区大手門1丁目、柴戸隆成会長兼社長)が設立準備をしているインターネット・モバイルの専業銀行「みんなの銀行行設立準備㈱」は12月10日、「㈱みんなの銀行」に商号変更した。
同日付で金融庁の銀行業免許の予備審査が終了したことで商号を変更。銀行法第4条に基づき金融庁へ営業免許の申請を同時付で申請した。新銀行の頭取にはFFGの横田浩二取締役が、副頭取にはiBankマーケティング㈱の永吉健一社長が就任した。
同行は、異業種から銀行業への参入が相次ぎ、また、若年層の銀行離れが進んでいることから、FFGが新たなニーズに対応する形でつくる新銀行。地方銀行としては初の取り組みで、2020年度中の開業を予定している。新銀行は実店舗やパソコン専用サイトも開設しない方針で、口座開設を含めたサービスをスマホ上で完結させる。サービス詳細は今後調整を進めるが、預金、送金のほか、収集したデータを活用した融資や金融商品の提案などを想定している。

2020年12月22発行