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ベンチャー企業を支援するファンド設立  福岡市創業者応援団    総額約1億円


 地場企業の経営者や中小企業診断士など専門家約60人で構成する「福岡市創業者応援団」メンバーの村田邦彦株式会社ピエトロ社長、小山田浩定総合メディカル株式会社相談役など有志4人は、9月14日、ベンチャー企業の支援を目的に「福岡市創業者応援ファンド」を設立する。
 福岡市で起業する若手経営者をバックアップしようと計画したもの。同日付で福岡市創業者応援ファンド有限責任事業組合を設立する。ファンド総額は約1億円で、村田邦彦株式会社ピエトロ社長、小山田浩定総合メディカル株式会社相談役ほか、有志2人が全額を出資し、福岡市からの出資は無し。対象企業は、福岡市の創業支援事業の一環で、創業者のビジネスプランを審査し補助金を交付する「ステップアップ助成事業」の最優秀賞、奨励賞を受賞した企業(過去28社および今後の受賞分)。そのほか、福岡市近郊および九州の企業で、将来福岡市への進出を考える企業など組合の判断で、投資対象とする。今後は毎年度2企業を選定し、1企業あたり上限5百万円の転換社債を購入する。該当企業が無い場合や、2社以上も予定している。募集期間は9月14日から28日までで、決算書や事業計画など専門家による一次審査後、組合員が2次審査を行い、11月27日に決定する。