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ソフト子会社を吸収合併し社名変更  ジェイエムネット    3月1日付でジェイエムテクノロジーに


 技術者派遣・ソフトウエア開発販売業などの株式会社ジェイエムネット(福岡市博多区下川端町、植木一夫社長)は、3月1日付でソフトウエア開発の100%出資子会社、株式会社ジェイエムソリューションズを吸収合併し、株式会社ジェイエムテクノロジーに社名変更する。
 05年8月に大信情報システム(現ジェイエムソリューションズ)を子会社化して以来、両社でソフトウエア開発・販売、半導体製造装置の据付・保守、などIT・半導体において事業を多角化してきたが、日本のエンジニア不足の深刻化を見込んで将来的に大企業向けエンジニア派遣・請負業に一本化を図るもので、取引先が重なる営業部門や経理部門を一元化する。社員は両社合わせて240人体制となり、5年後に倍増を目指し採用を積極化する。2月をめどに内部組織の変更など詳細を詰めていく。07年2月期連結決算では売上高が22億2000万円の同22%増、経常利益が1億7500万円の同3・2倍増を見込んでおり、ジェイエムソリューションズは連結子会社のため業績への影響は軽微。
 
合併後の社長に岩永副社長
 
 また、3月1日付で岩永泰徳株式会社ジェイエムネット副社長兼株式会社ジェイエムソリューションズ社長が合併を機に社長に昇格する。植木社長は代表権を持たない会長に就く。
 これは合併を機に、両社の役員を兼務する岩永氏が実務を遂行するもの。創業者であり筆頭株主の植木社長は今後も経営に携わり、経営戦略や人材採用や育成業務を主に遂行していく。植木社長は「優秀な技術者の確保が今後の当社の成長を決めるカギとなる。会長という立場で人材育成に力を注いでいく」と話している。
 岩永副社長は福岡県出身。1965年4月6日生まれの41歳。86年4月に株式会社電算センター入社、91年6月に株式会社システムナレッジ入社、92年5月に株式会社福博エス・ディー・エイアイケイシー入社、94年6月に有限会社エイアイケイ・ビジネス設立、2000年4月に株式会社ジェイエムソフト(現ジェイエムネット)入社、01年10月にIT事業部長、02年5月に常務、05年8月に大信情報システム(現ジェイエムソリューションズ)取締役、11月にジェイエムソリューションズ社長を経て、06年3月株式会社ジェイエムネット副社長に就任していた。
 植木社長は1960年8月27日生まれの46歳。大分高専電気工学科卒。81年4月に太平工業株式会社入社、88年10月アプライドマテリアルズジャパンに株式会社入社し、93年7月に住友金属工業株式会社入社を経て、95年3月株式会社同社を設立し代表取締役社長に就任していた。趣味はゴルフ。