INTERVIEW

FGNが日経主催コンテストで最優秀賞


福岡市(高島宗一郎市長)や民間3社が運営する官民協働のスタートアップ支援施設・フクオカグロースネクスト (=FGN、福岡市中央区大名2丁目、内田雄一郎事務局長)は、日本経済新聞社が毎年1回、その年に誕生した優れた新製品やサービスを選出する「日経優秀製品・サービス賞」で、「日経産業新聞・最優秀賞」に選ばれた。2019年は230を超える候補から36のサービスなどが選ばれている。

 

左から内田・FGN事務局長、榎本・福岡地所社長、櫻井・さくらインターネット福岡オフィス責任者、川口・GMOペパボ社長室マネージャー

 

FGNは2019年5月、2期目として開設。入居するスタートアップに対しさまざまな成長支援プログラムの提供や、独自のスタートアップファンドを組成するなど、支援環境整備が評価された。

2月5日には、東京都内のホテルで表彰式が開かれ、FGN運営事業社の福岡地所(株)から榎本一郎社長、さくらインターネット(株)から櫻井 裕福岡オフィス責任者、GMOペパボ(株)から川口武将社長室マネージャー、FGNから内田雄一郎事務局長が出席し、表彰を受けた。

 

 

代表して表彰を受ける運営事業社の1社・福岡地所の榎本一郎社長

 

以下、内田雄一郎FGN事務局長の本誌へのコメント

 

「2017年4月の1期目オープンから積み上げてきたことが評価された。福岡市や現在の運営事業各社、前回運営事業社・アパマンホールディングス社、そして現在FGNに入居する方々の協力があったからこその結果。ハード面がよく評価されるが、独自の支援策の中身や、スポンサー企業を始め相談に乗ってくれる人が増えたという点が、全国の創業支援拠点の中でも例を見ない高い評価を得たと思う。人、モノ、お金が揃い、最近はシード系のファンドも増えるなど、システムも整ってきた。今回の受賞をきっかけに、新たな好循環が生まれることを期待する」

福岡市中央区大名2丁目にある「フクオカグロースネクスト 」。90年以上の歴史を持つ旧大名小学校を活用。最近では建物内に5Gラボも開設された