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ふくおか経済EX 2021

DAIKOホールディングス(株)


事業持株会社を設立、グループ10社体制を目指す

(写真左上)今年2月にオープンした「HOUSE Market鳥栖店」(右上)HOUSE Market筑紫野店
(左下)HOUSE Market大野城店(右下)大野城店のショールームにて

1972年、屋根板金瓦工事やサイディング工事業でスタートした。現在でも創業地・大分県下でのサイディング施工棟数は年間1500件超。「元社員の職人と協力体制を強固にした施工力も強み」とし、過去には『全国窯業系サイディング部門』で九州1位を受賞するなど、業界内でもトップランナーの呼び声が高い。
2009年には福岡都市圏で不動産売買仲介業に参入。米国発の不動産取引システムを活用した売買仲介の実績は延べ2700件を突破している。これまで大野城市と筑紫野市に支店を置いていたが、この2月末には佐賀県鳥栖市に出店した。一戸建て住宅の需要が高い鳥栖市や三養基郡みやき町で仲介サービスを提供していく。今後は糟屋郡志免町、宗像市で出店計画のほか、将来的には本社を置く大分市から福岡への移転構想もあるそうだ。

昨年、DAIKOホールディングス設立

昨年、事業持株会社のDAIKOホールディングス㈱(大分市、以下HD)が誕生した。親会社・HDは、子会社の経営管理と主軸事業のサイディング工事業を担当。HD傘下には、不動産売買仲介業のHOUSE Market・㈱大好産業(大分市)とリノベーション事業を手掛ける㈱TOMS(=トムズ、大野城市)の2社が連なる形となった。一般的なHD化の目的は、経営効率の向上などが挙げられるが、工藤英寿代表は「目的は創業100周年を見据えた企業価値の向上を図ること。その一環で人材育成も必要になる」と説く。今後は既存の事業部門や社員が新規で立ち上げた事業部門の分社化、異業種とのM&Aも視野に入れるなか、責任感のある社員を子会社の社長に登用していきたい考えだ。「高いモチベーションをもった人材が活躍できる場を設けたい。グループ10社体制を目指す」と目を輝かせる。

工藤英寿 社長
くどう・ひでとし/大分市出身。1971年7月8日生まれの49歳。大分商業高校卒業後、同社に入社。サイディング施工の職人を経て、97年から現職。趣味はゴルフ

 

【DATA】
所在地/〒870-0147 大分市小池原797-3
TEL/097-556-0777
FAX/097-556-0640
創  業/1972年10月
設  立/2020年8月
資本金/8,000万円
事業内容/外壁材のサイディング工事業、不動産売買仲介など
従業員/72人(グループ)
出  先/(不動産売買仲介店舗)大野城支店、筑紫野支店、鳥栖支店
関連会社/HOUSE Market・㈱大好産業、㈱TOMS
URL/http://www.edaiko.com/

採用情報
募集職種/エージェント事業部(不動産売買営業)
応募資格/高卒、専門卒、短大卒、大卒、既卒
採用実績/2021年度6人
採用予定/5人
問合せ先/TEL.092-404-4456
担  当/増本

(ふくおか経済EX2021年)