FEATURE

ふくおか経済EX 2018

英進館ホールディングス(株)


全国屈指の合格実績を誇る九州トップの総合学習塾


筒井 俊英 社長
つつい・としひで/福岡市出身。1969年6月3日生まれの48歳。東京大学工学部を卒業後、英進館勤務を経て九州大学医学部に合格。首席で卒業後、九州大学医学部第一内科で内科医として勤務。2002年から再び英進館に復職、2004年に社長就任

福岡都市圏を中心に九州、広島、大阪、さらにはシンガポールで教場を展開し、全国屈指の合格実績を誇る総合学習塾「英進館」。2016年からはホールディングス制を導入し、地域密着の指導体制とスピーディーな教場展開が加速するとともに「自立した社会人育成」を目指し、人間教育にも力を入れる。

全国最難関の灘高校合格者が
過去最高5年連続8回目の日本一に

今春、新たな偉業を達成した。全国最難関とされる灘中高の合格者は43人。特に灘高校(31人)では過去最高を記録するとともに、5年連続8回目となる日本一を達成した。灘中学でも昨年に続いて2桁の合格者が栄冠を獲得した。さらにラ・サール中が176人、久留米附設中も163人と昨年実績をしっかりと上回った。この結果、ラ・サール中高(320人)では17年連続、久留米附設中高(221人)では25年連続で№1を更新した。
これら全国・九州の超難関私立校に加え、修猷館(238人※定員40人減)、福岡(233人)、筑紫丘(230人)、明善(130人)、小倉(124人)、東筑(93人)など、福岡県内有名公立高校でも他の追随を許さない圧倒的な合格実績を残した。このほか、教場を展開する九州各県の県立トップ高校、大学入試においても軒並み前年以上の数字となった。


アクティブラーニング授業

高い合格実績を支える精鋭教師陣と豊富なカリキュラム

この驚異的な合格実績を支えているのが「優秀な教師陣」だ。東京大学、京都大学、早稲田大学、九州大学など一流大学の出身者が牽引となり、 レベルの高い教師陣を構成する。また志望校、学習レベルなど、塾生個々の学力状況に対応した豊富なカリキュラム群も見逃せない。特に2年前から授業の一部に取り入れた「アクティブラーニング」では、思考力やコミュニケーション能力を高める練習をすることで、学習効率がアップし、高い合格実績へとつながった。
このほか、昨年スタートした小学生高学年対象の「思考探究講座」では、時事問題をテーマに子どもたちが議論した後、作文を作成。表現力の養成にも力を入れるなど2020年改革後の大学入試を見据えた動きが具体化する。

地域密着の指導体制で幅広い層の生徒に対応

福岡都市圏を中心に、沖縄を除く九州全域、さらに広島市、海外ではシンガポール校を展開する九州ナンバーワンの総合学習塾「英進館」。生徒数約3万6,000人(2017年夏期)を擁し、全国難関私立校をはじめ九州全県の公立トップ高校でも屈指の合格実績を誇る。2016年からは持株会社制を導入。英進館ホールディングス㈱のグループ内に英進館㈱、㈱鯉城学院(広島市)を置いた。そして昨年秋からは、京都大学卒を中心とした医学部予備校界最強の講師陣を擁する「医学部進学予備校メビオ」(大阪市)がグループ傘下に加わった。この結果、九州各県、広島市、大阪市と西日本の主要都市に拠点を置くことになり、さらには未就学児から小・中・高校、高卒生まで幅広い層をカバーできる体制が整った。
着実な成長を続ける英進館ホールディングスを牽引するのが筒井俊英社長だ。東京大学工学部と九州大学医学部を卒業。精鋭指導スタッフの陣頭指揮を執るとともに、自ら教壇に立ち、これまで多くの塾生を東大、九大をはじめとする難関大学合格へと導いてきた。これからも英進館、鯉城学院、そして新たにグループに加わったメビオのリーダーとして、生徒の第一志望合格に向け全力で取り組んでいく。


英進館3号館(福岡市中央区渡辺通5丁目)

【DATA】
所在地/〒810-0021 福岡市中央区今泉1-11-12
TEL/092-715-7788㈹
FAX/092-713-9691
創業/1979年4月
設立/1986年12月
資本金/1億円
事業内容/総合学習塾
年商/110億円(17年3月期)
従業員/568人 教場数/58教場
URL/http://www.eishinkan.net/

2018年度合格実績(速報)
灘中高43人 開成中5人 麻布中15人 ラ・サール中高320人 久留米附設中高221人
修猷館高238人(定員40人減) 福岡高233人 筑紫丘高230人 福教大附属中201人
西南学院中292人 福大大濠中309人 筑紫女学園中245人 上智福岡中293人
早稲田佐賀中高648人 弘学館中高487人 青雲中高599人 ほか多数
※合格者数はすべて英進館正規受講者のみの実績。テスト生等一切含まず。

(ふくおか経済EX2018年)