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玉屋


山喜多 映一

㈱玉屋 社長

山口 智也

㈱玉屋 専務

山喜多 映一 社長(左)やまきた・えいいち/熊本県出身。1954年4月3日生まれの69歳。慶應義塾大学経済学部卒。1978年4月福岡銀行入行、小倉、箱崎支店長などを歴任後、執行役員久留米営業部長を経て2007年3月に玉屋入社。08年3月執行役員経営企画本部長、09年3月常務、11年4月専務、16年1月から社長。趣味はゴルフ、ベーカリー巡り
山口 智也 専務(右)やまぐち・ともや/鹿児島県枕崎市出身。1974年7月17日生まれの49歳。九州大学工学部中退後、2000年12月に入社。室見店店長、本部営業部長兼本店店長などを経て、14年4月執行役員営業部長、17年1月同経営戦略室長、18年1月常務執行役員経営戦略部長、19年3月同経営企画本部長、20年1月常務、22年1月から専務。趣味は釣り、ランニング
(写真)ファサードのリプレイスが完了した玉屋本店は、春吉・中洲地区のランドマークとして街の活性化に貢献する

 

創業70周年、加速する地域貢献と社風改革

創業70周年の記念事業として進めていた本店ファサードのリプレイスが6月に完了した。日本最大級となる約600㎡の屋外スクリーン「玉屋ビジョン」には、自社広告を一切流さず、地域の楽しみや情報を伝えるデジタルメディアとして機能。8月には飲酒運転撲滅といった広報動画の放映が、県民の安全・安心の確保に貢献していると評価され、福岡県警察本部から感謝状が贈られた。また創業店だった「旧飯塚本町店」は、10月に大相撲二子山部屋の九州場所の拠点に生まれ変わるなど、ともに地域の活性化につながる明るい話題を提供している。
コロナ禍で打撃の大きかったパチンコ業界は、昨年末から導入が開始されたスマートスロットを中心に売り上げは回復基調。さらに今年は10年ぶりとなる広告規制のルール変更で広告宣伝の幅が広がり、パチンコ店の一般的な広告スタイルの自由度が増した。そんな業界全体の追い風を受ける中、玉屋では2021年10月から経営幹部が率先垂範する社風改革に着手。社員一人ひとりがやりがいを持って働ける風通しの良い職場作りに取り組むことで、人が育つ自由闊達な社風を実現し、どこにも真似できないオンリーワン企業を目指している。

 

DATA
所在地/〒810-0003 福岡市中央区春吉3-12-1
TEL /092-718-3330
創業/1953年8月
設立 /1991年2月
資本金 /3,000万円
事業内容 /パチンコ店の経営
従業員 /約500人
売上高 /300億円(2022年12月期)
店舗/12店舗(本店、トリアーダ宗像店、室見店、新宮店、空港店、太宰府店、屋形原店、中尾店、大橋店、唐津店、伊万里店、筑前店)

https://www.tamaya.gr.jp

(ふくおか経済2023年11月号FACE)