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TheFace2022

正晃ホールディングス


印 正哉

正晃ホールディングス㈱ 社長

印 正俊

正晃ホールディングス㈱ 副社長

印正哉社長(左)いん・まさや/福岡市出身。1954年2月23日生まれの68歳。福岡大学商学部卒。和光純薬工業㈱(現富士フイルム和光純薬㈱)勤務を経て、76年正晃化学薬品㈱に入社。85年常務、88年専務、91年社長(現任)。2015年に正晃HD㈱社長
印正俊副社長(右)いん・まさとし/福岡市出身。1982年9月9日生まれの40歳。福岡大学商学部卒。2006年に正晃入社、和光純薬工業㈱に出向。15年執行役員、16年取締役執行役員、18年常務、20年4月に副社長

新たな布陣で次なる目標にチャレンジ

試薬販売を核に、ライフサイエンスや理化学機械の輸入・販売、IT関連などグループ年商は1000億円を超える正晃ホールディングス㈱。好調な事業推移を背景に、本社隣に「本社第2ビル」の建設を計画している。来年には着工予定で、新社屋には本社機能を持たせ、現本社に福岡第一、第二営業所など営業関連部門を集約化する。また、年末には沖縄営業所が完成するほか、久留米営業所や熊本営業所の建て替えも計画するなどハード面の充実が着々と進む。
2018年に策定した中期5カ年経営計画は3期目でクリアした。そして来年7月からスタートする中期計画には新たな布陣で臨む予定だ。現在、グループ内の営業全般を統括する長男の正俊副社長がホールディングスと中核の正晃㈱の社長に昇格。印社長は代表取締役会長兼CEOとして新体制を大所高所から見守る。「社員の幸せなくして企業は存続しない。社是である『ヒューマンカンパニー』を忘れず、社員の幸せを第一義に考えてほしい」とエールを送り、正俊副社長も「祖父、父が築き上げてきた正晃をがらりと変えるつもりはない。ゆっくりと、そしてしっかりと成長させていきたい」と決意を見せる。

DATA
正晃ホールディングス㈱
所在地/〒813-0062 福岡市東区松島3-34-33
TEL/092-626-8080㈹
設立/2015年10月
資本金/1,000万円

正晃㈱
所在地/〒813-0062 福岡市東区松島3-34-33
TEL/092-621-8199㈹
創業/1950年9月
設立/1955年10月
資本金/5,000万円
事業内容/基礎研究試薬、体外診断用医薬品、化学工業薬品、理化学機器、医療用機器等の販売、コンピュータおよび関連ソフトウェアの開発・販売
売上高/725億円(2022年3月期)
従業員/508人

https://www.seikonet.co.jp

(ふくおか経済2022年11月号FACE)