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TheFace2014

富士通九州システムズ


黒田 高史

㈱富士通九州システムズ 社長

くろだ・たかし/島根県出身。1953年8月1日生まれの61歳。東京大学工学部卒。76年富士通入社。主に自治体畑を歩み、同社自治体ソリューション事業本部副本部長、㈱富士通中国システムズ社長兼富士通㈱中国支社副支社長などを務めた。趣味はゴルフ、読書。中学ではバレーボール(県大会優勝)、高校では陸上円盤投げ(県2位)、大学では少林寺拳法などで鍛えていた

オリジナルSaaSが世界に

500億円以下の市場領域で世界と戦う「グローバルニッチ№1企業」を目指す九州最大手SIの富士通九州システムズグループ。その実現のためにQCDの徹底とコストダウン、“HAPPY”な組織体の確立を図るとともに、新しくオリジナルな製品・取り組みを同社の「とんがり」と称し、それを育成することで他社との差別化を進める。
その代表的な例が豊富な自主パッケージ商品群だ。現在、製造業や流通業に向けて全98商品があり、最近では映像解析による人の流量と滞留時間の可視化システムや救急搬送時の情報共有システムも提供する。また、5年前から販売しているSaaS商品は9商品まで増え、売上高も右肩上がりで2016年に20億円を見込む。中でもホテル向けSaaSは東北被災地で短期間で復旧・導入した事例もあるなどして、この3年間で納入実績が5倍以上に急伸。そのほか飼育牛の発情検知装置の牛歩SaaS、農業ハウスの環境制御の施設園芸向けSaaSなども注目を浴びている。これらSaaS商品は韓国と中国で既に商用化がスタート。他に欧州各国でも実証実験や国策下での急展開が期待されている。「グローバルニッチ№1企業」に向けて、同社発の商品が世界を駆けはじめた。

DATA
所在地/〒814-8589 福岡市早良区百道浜2-2-1 富士通九州R&Dセンター
TEL/092-852-3100
設立/1981年7月20日
資本金/3億円
事業内容/ソフトウエアの開発、サポート、販売
売上高/426億円(2014年3月期)
従業員/1478人 拠点/熊本、大分、長崎、佐賀、宮崎、東京、千葉、大阪
関連会社/㈱富士通九州システムサービス(100%出資子会社)FQSポーランド㈲(100%出資子会社)

http://www.fujitsu.com/jp/kyushu

(ふくおか経済2014年11月号FACE)