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ふくおか経済EX 2018

増田石油(株)


事業の多角化を最重要課題とし非石油事業50億円規模へ

石油製品の卸売・小売事業を主力に成長し続ける増田石油㈱。またTSUTAYAやコメダ珈琲店、セブンイレブンのFC店経営、電力小売事業なども強化している。その非石油事業を2026年の創業100周年に向け、売り上げ50億円規模を目指し「生活創造企業」としてさらなる事業展開を図る。

さらなる事業拡大を見据え内部統制強化

同社はこのほど社内体制の強化に力を注いでいる。昨年、自社ビル4階と5階に分かれた本社事務所を5階のフロアに統合させ、執務スペースや応接室、社長室を大幅にリノベーションした。コミュニケーションの取りやすい環境にするなど積極的に業務改善へ取り組み、社員のモチベーションはもちろん、結束力の向上にも期待を寄せる。
また本社オフィスのリノベーションだけでなく、年間を通した人材教育プログラムの構築にも尽力し、次世代を担うリーダー候補となる中間層や若手社員の育成を強化している。さらに外部のコンサルタントを入れ、社員の声を聞きながら、昨年11月から本格的に人事制度をはじめとした諸制度の見直しを開始した。年内をめどに整えていく計画。
「抜本的改革に取り組んでいきたい。社員の誰もが気軽に提案し合えるような社内風土を目指し、まずは制度や仕組みから変えていく」と増田社長。創業100周年に向けた取り組みの1つとして今、力を入れているところだ。また事業の多角化を同社の最重要課題の1つとして掲げ、内部体制をしっかり固めるとともに、新たな事業発掘に向けて社を挙げて進めていく。

コンビニ併設2店舗目、新たなスタンド運営確立へ

主力のガソリンスタンド経営では、一昨年、新店舗「うきは千年SS」(うきは市吉井町)をオープンした。同社がセブンイレブンの加盟店として運営するコンビニエンスストアを併設している。同形態の店舗が好調で今年3月23日には、既存店「202西の丘サービスステーション」(福岡市西区西の丘2丁目)内にセブンイレブンを設置し、リニューアルオープンした。「今後も、ガソリンスタンドを展開していく上で、効率的な運営を図りコンビニ併設型スタイルを中心に考えていく」と新たな業態として次世代のスタンド運営を確立していく方針だ。

2026年までに非石油事業売上50億円目指す

一方、非石油事業も順調に推移している。2016年4月にスタートした
電力小売全面自由化とともに同社もエネルギー関連企業として電力小売事業に参入した。PPS(新電力会社)業者ではなく、代理店業務を担い、九州を中心に販売展開している。同社が販売するガスの既存顧客を中心に着実に件数を伸ばし、今後も営業強化を図り、販売拡大していく。
FC事業では、昨年「コメダ珈琲店」を熊本県合志市と筑紫郡那珂川町に出店し、同社が運営する店舗は全部で9店舗となった。県内外問わず展開を進めているところだ。またその他の事業としては近年、不動産投資事業にも参入しており、福岡のみならずアメリカやイギリスでも展開している。
現在、事業の多角化を最重要課題としている同社の非石油事業の売上高は約20億円。2026年の創業100周年をめどに50億円規模まで引き上げることを目標としている。
「“生活創造企業”をコーポレートアイデンティティとして掲げ、時代のニーズにあった地域住民の暮らしを支える幅広い事業展開をしていきたい」と今後もさらなる新規事業にチャレンジし、目標実現に向け取り組んでいく。

増田 成泰 社長
ますだ・しげやす/長崎市出身。1971年10月28日生まれの46歳。慶応義塾大学商学部卒。趣味はランニング、読書

 

【DATA】
所在地/〒810-0074 福岡市中央区大手門3-4-5
TEL/092-761-2211
FAX/092-713-0420
創業/1926年6月
設立/1958年12月
資本金/1億円
事業内容/石油製品の卸売・小売、LPガス、TSUTAYA・コメダ珈琲店・セブンイレブンのFC経営、電力小売事業など
年商/223億円
従業員/503人
出先/(支店・営業)長崎、鹿児島、佐賀、大牟田
関連会社/増田水産ほか
URL/http://www.masudag.co.jp/

【採用情報】
募集職種/営業職、販売職
応募資格/2019年3月大学卒業予定者、既卒も可
採用実績/2017年度5人、2018年度3人 採用予定/3人
問合せ先/TEL.0120-41-5506(採用係直通)
担当/管理部総務・採用担当

 

(ふくおか経済EX2018年)