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TheFace2009

三好不動産


三好 修

㈱三好不動産 社長

60周年に向け業容拡大の「仕掛け」着々と

創業60周年を迎える2011年に向け、不動産の枠を超えた「資産の総合コンサルタント」への転換を進めている。主要顧客である不動産オーナー層などを対象とした資産全般の運用提案だ。
その姿勢を明確にするため、「超・不動産宣言」のメッセージを打ち出して株式や保険関連など金融商品へのアプローチに着手。さらに相続対策のため社内に「福岡相続サポートセンター」を設置するとともに、金融・相続に関するセミナーも定期的に開催している。
また、不動産分野でも、事業基盤の主軸である住居系の賃貸管理や仲介に加え、オフィスや店舗などテナントのリーシング・PM事業にも取り組む。
三好社長は「投資用物件で入居が進んでいないところは多いが、投資家の動きが出てきており、チャンスはある」と見て、福岡市内などで店舗テナントのリーシングに力を入れている。さらに今後、中古物件のストック活用が重要になると見込んで、売買を含めた不動産流通の分野にも注目している。これらを事業の新しい柱として育成すべく、今まで以上に積極的に取り組んでいく構えだ。
ストックの活用においては、同社の基礎である管理の面も重要になる。三好社長は「その意味でも管理のさらなるレベルアップは不可欠」と語る。

DATA
所在地/〒810-0054 福岡市中央区今川1-1-1
TEL/092-715-1000
設立・創業/1951年7月
資本金/1,500万円
年商/29億1000万円(09年9月期)
従業員/282人
店舗数/賃貸仲介「スマイルプラザ」12店舗、法人営業部、横浜支店(計14店舗)
関連会社/㈱ミヨシアセットマネジメント、 ㈱サンコーライフサポート、㈱エム・サポート、㈱ベン、㈲ミヨシツーリスト、㈲サンコー管理
事業内容/不動産の賃貸仲介・ 賃貸管理・売買仲介・土地の有効利用の企画提案

http://www.miyoshi.co.jp/

(ふくおか経済2009年11月号FACE)