FEATURE

TheFace 2017

アキラ水産


安部 泰宏

㈱アキラ水産 社長

 

あべ・やすひろ/福岡市中央区出身。1939年3月29日生まれの78歳。福岡大学付属大濠高校卒。趣味はゴルフ。全国水産物卸組合連合会副会長。九州地区水産物卸組合連合会会長。福岡市鮮魚仲卸協同組合理事長。福岡魚食普及推進協議会会長。地場経済界に広く交流を持ち、04年7月福岡城西ロータリークラブ会長。05年4月に藍綬褒章、11年6月に旭日双光章を受章した。福岡商工会議所では議員(卸売商業部会長)などを経て、14年11月から副会頭

グループ総合力強化、さらなる人材、商材開発へ

今年8月、魚食普及と市場活性化を目的に仲卸若手幹部らで発足した博多銀鱗会が初めて催したチャリティコンペに、福岡市鮮魚仲卸協同組合理事長として参画した。

市場活性化ならびに魚食普及は安部社長も強く訴えているところ。中でも魚食普及では、福岡魚食普及推進協議会会長として、毎月第2土曜日の市場開放イベント「市民感謝デー」を陣頭指揮。昨年に開催100回を超えたが今なお盛況で、地元市民の間にすっかり浸透している。

一方、アキラ水産は来年で創立100年を迎える。柳橋連合市場の前身である「明市場」をルーツに、「明百貨店」へと発展。1960年に仲卸に転向後は、安部社長が先頭に立っていち早く量販店向けの品揃えに対応。その後も、2000年代に入ってから加工業まで業容を拡大し、昨年には古賀市にアキラ水産古賀工場を開設。グループも6社体制になった。これらは全て時代のニーズにあわせたもので、そこには同社の中に息づく創業以来のDNAである「顧客目線」が常にある。業界では卸売市場法改正にからみ制度環境が激変する可能性も出てきた。そんな時代背景だからこそ、グループの総合力を強化し、さらなる人材、商材の開発に力を入れていく。

 

DATA
〒810-0072 福岡市中央区長浜3-11-3-711 TEL 092-711-6601 創業/1918年(大正7年) 設立/1947年4月 資本金/4,850万円 事業内容/(福岡市中央卸売市場)鮮魚仲卸全般 従業員/100人(グループ) 売上高/103億円(グループ) 関連会社/㈱コウトク水産、㈱一心、㈱安部水産、㈱四季海鱻、㈱アキラ・トータルプランニング

https://www.akirasuisan.co.jp