FEATURE

TheFace2009

ホテルオークラ福岡


徳安 弘明

㈱ホテルオークラ福岡 社長

とくやす・ひろあき/東京都出身、1942年9月15日生まれ。中央大学法学部卒。75年に宅地開発公団(現 都市再生機構)入社。99年、㈱筑波学園ホテルに常務取締役として出向。㈱ホテルオークラと提携を実現し経営再建を果たす。㈱新都市ライフ役員を経て05年6月から同社社長

開業10年の集大成、世界のブランドホテルへ飛躍の時

開業から10年。ホテルオークラグループの先駆的役割を果たし、今や「アジアの拠点都市・福岡」の顔として、世界標準に相応しい新たなホテル文化とスタイル、ホスピタリティを創造してきた㈱ホテルオークラ福岡。「これまで手掛けてきたサービスの一つ一つが着実に開花しており、今年度はその成果の集大成として捉えている。厳しい状況が続く時こそ、本当の力を試すチャンス」と徳安社長は静かに闘志を燃やす。
昨年11月には野原敦「バロン オークラ ワインダイニング」料理長が全国フランス料理コンテストで準優勝とメドック賞をダブル受賞したほか、今年4月には渡邉芳一常務取締役総料理長が仏料理の発展に貢献した功績を評価され、「フランス農事功労章シュヴァリエ章」を受章。グループでは故小野正吉初代総料理長、剱持恒男元総料理長、根岸規雄㈱ホテルオークラ東京名誉料理長に次ぐ4人目の快挙を達成するなど、同社オリジナルの「世界に通用する最高の料理」と「最高のパーソナルサービス」を提供し続け、国内外から高い評価を得てきた。また、次世代の人材育成、地域発展に寄与した社会体験イベント「ジュニアホテルマン」開催やワインの本質、知識とマナーを学ぶ「ワインアカデミー」の開講など、斬新かつ魅力的な企画を積極的に展開。大きな反響を呼んでいる。
徳安社長は「この10年でハードの設備とソフトの人材が充実し、強い基盤が全て整った。ようやく本当の意味で“福岡のシティホテル”になった」と感慨深く当時を振り返る。「常にお客様に対する新たな価値観とその先のニーズを創造し続ける」ことを最大の目標とし、「清楚にして優雅」のブランドのもと、世界トップクラスのサービスを提供する。

DATA
所在地/〒812-0027 福岡市博多区下川端町3-2 博多リバレイン
TEL/092-262-1111
設立/1996年2月
開業/1999年3月
資本金/5億円
事業内容/ホテル経営および付帯する業務
施設概要/客室数264室、ヘルスクラブ、ガーデンチャペル、茶室、レストラン8、バー1、宴会場11、結婚式場など

http://www.fuk.hotelokura.co.jp/

(ふくおか経済2009年11月号FACE)