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ウエスト
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若山 和夫
㈱ウエスト 社長
積極チャレンジ、新業態ブランド確立へ
焼肉・うどんで強力なブランドを確立しながらも新業態開発に挑み続ける㈱ウエスト。手頃な価格を代表する〝庶民派〟として定着して久しいが、最近はケータリング事業にも力を入れ企業や自治体、各団体にも売り込み、新たなマーケットを探っている。
高級仕出し弁当の新ブランド「博多寿栄松」を立ち上げ、８月から宅配弁当の総合サイトで販売を開始。これまでの多店舗展開のノウハウを生かし、弁当は本社敷地内のセントラルキッチンで製造。メニューはステーキやすき焼き、生姜焼きなど肉料理中心の７種をそろえ、会席弁当として包装紙にもこだわり、会議や総会、接待など団体注文の需要を見込んでいる。「今後はサイトに頼らず自社で販売できるほどにブランド構築を高めたい」と若山和夫社長。〝ウエスト〟の屋号は一切出さずに、新ブランドで勝負し新たな客層を呼び込んでいく。
一方の焼肉、うどんの主力業態においてはここ数年リニューアルを強化。２年前から積極投入している生そばブランド「あずま」は、福岡市南区長住に１号店を出したのを皮切りに店舗網を広げ、短時間営業を推進し効率面も向上している。新投入するあらゆる業態がどう浸透していくか注目だ。
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| わかやま・かずお／千葉県銚子市出身、1948年5月16日生まれの66歳、YMCAホテル専門学校卒 |
DATA
所在地／〒812-0887 福岡市博多区三筑1丁目5-8
TEL／092-582-3911
設立／1966年3月
資本金／9,790万円
事業内容／飲食店（「焼肉ウエスト」、「うどん屋ウエスト」等）の経営
従業員／約2,200人（パートアルバイト含む）
売上高／143億円（2014年2月期）
関連会社／㈱西文、㈲河津ウエスト、㈲稲垣ウエスト
（ふくおか経済2014年11月号FACE）
