FEATURE

TheFace2006

むらつ歯科クリニック


村津 和正

(医)むらつ歯科クリニック 理事長・歯学博士

むらつ・かずまさ/九州大学歯学部卒、同大学院博士課程修了。テキサス大学生命医学研究所留学。九州大学健康科学センターにて日本初の健康外来歯科口腔内科の立ち上げに参画。「歯と生命のつながり」についての研究を続けている。NPO日本歯臓協会理事長。趣味はマラソン、空手(6段)とゴルフ。九州大学空手道部の監督、師範を13年間務めた。またゴルフでは九州大学ゴルフ部総監督・OB会会長も務める。そのほかの趣味として、ピアノ演奏、茶道なども手掛けており、クリニック内には茶室もあるという。同理事長の著書には「歯は臓器だった」「歯は中枢だった」「波動と歯臓の世界」「え!まさか?万病編」(KOS刊)「歯はウソをつかない」(三五館刊)などがある
(写真)前から2列目、右から5人目が村津和正理事長

「歯は臓器」と捉えた「歯臓器説(はぞうきせつ)」で、歯科領域の革命を

今年で13年目を迎えた(医)むらつ歯科クリニック。同院は歯科医師6人とスタッフ50人で、日に約50人ほどの国内外からの患者に対応。歯科の自由診療でありながら、これまで約5000症例を担当、インプラント手術も4800本を超える。
1980年代から村津和正理事長は「歯は他の臓器以上に、生命の中枢の臓器である」という「歯臓器説」とそれに基づく「歯臓治療」を提唱。88項目の全身症状チェックに始まり、九州大学歯学部、同健康科学センター在職時代から手がけてきた「歯科口腔内科検査」で、高次元から歯の健康診断を行い、それに基づいて歯の病的要素を改善し、真の健康達成を図る。その結果、歯が原因と考えられる全身の関連症状が改善されるという。また、同院は臓器移植ともいえる歯の再植手術によって、従来保存不可能とされる歯を蘇らせており、10年以上の実績を誇り、現在では年間200本以上を手掛けている。更にこの「歯臓治療」は、健康増進や体力、能力向上、アンチエイジングなどにも効果が期待されるという。
一方で、今年6月には2万6333人の署名を集め、小泉純一郎前首相に「虫歯菌根絶」と、「水銀化合物アマルガム使用禁止」を嘆願するなど、公益活動にも精力的だ。「32本の健康な歯があることが当然の社会に」と語る村津理事長。今日も同院では、歯科領域の革命といえる「歯臓器説」を胸に、“歯”という“臓器”の治療に真摯に取り組み続ける。

DATA
所在地/福岡市博多区博多駅前2-5-9萬代ビル1〜5F、8F
TEL/092-476-0808
診療時間/午前9時30分~午後6時まで
歯科医師数/6人
スタッフ数/50人

http://www.muratsu-dc.jpv

(ふくおか経済2006年11月号FACE)