FEATURE

TheFace2015

お花の太陽グループ・メモリアルさくら


 

 野口 宣夫

お花の太陽グループ・㈱メモリアルさくら 社長

 田村 恵美子

お花の太陽グループ・㈱メモリアルさくら 専務

(左)のぐち・のりお/熊本市出身、1947年9月19日生まれの68歳。66年4月日本電信電話公社入社、92年から葬祭業に従事し、2005年10月に㈱お花の太陽を設立、代表取締役に就任。福岡商工会議所常議員、福岡城西ロータリークラブ会長も務める。趣味はゴルフ、旅行。10月には初の著書となる「おそうぎ物語」を発刊。葬儀や相続でのトラブルを回避するための指南書として注目されている
(右)たむら・えみこ/熊本市出身。1975年5月17日生まれの40歳。西南学院大学卒。98年にNTTへ入社し、退職後、父である野口社長のもとで葬祭業に従事。2015年2月に㈱メモリアルさくら代表取締役専務に就任。趣味は読書、旅行。博多法人会会員、百道会会員

「想活」でつなぐ幸せのバトン

時代とともに家族構成が変化する中で、本当に求められる葬儀の形とは—。「後悔のないお見送りをお手伝いしたい」という思いから、㈱お花の太陽のグループ会社として葬祭コンサルティングの㈱メモリアルさくらが誕生した。

葬儀は誰しもに訪れる節目であるが、準備不足や不透明な要素により、不満が残ることも少なくない。だからこそ事前相談によって顧客と一緒に葬儀の図面を描き、依頼先の葬儀社への橋渡しの役割を担うことで、安心できる葬儀の実現を目指す。現在は福岡市内を中心に葬儀場60会館と提携しており、事前相談から葬儀後のさまざまな法要、資産相続、仏壇やお墓などの手配まで包括的にサポートしていく。また、法人契約で全社員の葬儀に関する相談が無料となる「さくらの会」も発足しており、福利厚生としての活用にも期待が寄せられている。

近年は人生の締めくくりに向けた「終活」が注目されているが、野口社長は終える準備ではなく、想いを受け継ぐための「想活」を提唱する。これは遺された家族への思いやり、そしてその想いを受け継いでいくことが「次の世代へ幸せのバトンをつなぐ」と定義した活動で、葬儀はもちろん、その先にある家族の未来のためのコンシェルジュとして顧客に寄り添っていく。

DATA
(メモリアルさくら)
所在地/〒812-0021 福岡市博多区築港本町13-6 ベイサイドプレイス博多3F
TEL/092-283-8787
http://www.memorial-sakura.com/
(お花の太陽)
TEL/092-283-8783
http://www.ohananotaiyo.co.jp/
設立/2015年2月
資本金/3,300万円(グループ合計)
事業内容/お別れに関するコンサルティング、企画運営全般
従業員数/8人(グループ合計)
出先/お花の太陽(ベイサイドプレイス店)

(ふくおか経済2015年11月号FACE)