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急激な成長曲線を描く「暮らしのトラブル」解決企業

（写真左上）20代、30代の社員の活躍は大きな原動力
（右上）昨年にはコーポレートキャラクターがデザインされたLINEスタンプをリリース
（左下）社員研修の一環として、営業マンもコールセンターでのオペレーション業務を体験
（右下）社員同士が交流を図れるスペースも確保

全国140万戸の住居に24時間365日、緊急駆け付けサービス「くらしーど24」を提供。人と人との温もりにこだわり、入居者の心の拠り所となるサービスを日本中に届け続ける中、会員や取引先企業の利便性向上を図るため、サービスの拡充や基幹システムのリニューアルに取り組んでいる。

全国140万戸に24時間365日緊急駆け付けサービスを提供

「温もりあるつながりを、日本中に。」を企業理念とし、全国140万戸の住居に24時間365日、緊急駆け付けサービス「くらしーど24」を提供。部屋内の水漏れ・鍵の紛失・ガラスの破損など暮らしのトラブル対応から、健康・育児・介護の相談サポートまで充実したサービスを全国3900社5100店舗の不動産管理・仲介会社を通じて展開している。多様な入居者ニーズに応えるため、外国人入居者に対し、英語・中国語などの主要言語に加えて、ヒンディー語、ベンガル語など21言語に対応。耳の不自由な入居者には、インターネット回線を使用したテレビ電話サービスで手話対応を行っている。
そして昨年から、会員のさらなる利便性向上に重点を置き、更新会費支払い時のキャッシュレス決済導入や、WEBからのトラブル受付、SMS（ショートメッセージ）による連絡など、会員とのコミュニケーションチャネル拡大を図った。その狙いについて鈴木順子社長は「時代に合わせて、迅速に入居者のお困りごとに対応する体制を整えたかった。今後も生活や暮らしに役立つ新商品開発、サービス拡充に取り組みたい」と語る。
そのほか、福岡市と秋田県に拠点を置くコールセンターでは、業務拡大に伴う増員を進める中でも、オペレーターに対して徹底した研修、診断、分析、改善指導を実施。高いサービス品質を保っているのはもちろんのこと、サーバーを東日本、西日本それぞれに設置し、万全なBC/DR（事業継続／災害対策）対応で、安心・安全なサービスを継続して提供している。

基幹システムリニューアルで、「不動産テック」への対応図る

テクノロジーによって不動産業の課題解決や商習慣など価値や仕組みを変えようとする「不動産テック」。同社でもその動きに対応しようと、基幹システム改修に向けた準備を進めている。バックオフィス業務やコールセンター事業の効率化に加え、入電内容に応じて最適な出動業者を現場に急行させる「にゃんコールSYSTEM」の構築も推進。さらに、他社システムとの連携も視野に入れるなど、業務全体の利便性向上に繋がるリニューアルに着手する計画だ。

（写真）創立15周年パーティーにて社員一同で記念撮影

さらなる認知度向上と営業体制の強化へ

21年3月期に創業以来初の売上高30億円を突破。22年3月期には35億円を見込むなど、急激な成長曲線を描く中、さらなる認知度向上を図るべく、今夏にホームページリニューアルを予定している。新サイトでは、コンテンツを明確にするための仕掛けづくりに注力し、リクルート強化のため採用ページも充実させる。
また、東京と大阪、2つのオフィスの拡張移転も本年中に予定。より多くの暮らしのトラブルを解決に導けるように営業体制の強化を見据えている。鈴木社長は「現状に甘んじることなく、さらなる社業発展に向けて努力を重ねたい」と益々の成長を誓った。

鈴木順子 社長 すずき・じゅんこ／福岡市出身。1978年12月1日生まれ。九州産業大学卒。趣味はマリンスポーツ、スノーボード、ゴルフ

採用情報
募集職種／総合職（営業）、一般職（事務）、コールセンターオペレーター職
応募資格／全学部全学科
採用実績／2023年度5人
採用予定／5人　（中途採用あり、随時採用）
年間休日／120日
問合せ先／TEL.092-532-4010
担　　当／堤、中馬、永山

（ふくおか経済EX2023年）