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持続可能な社会づくりに貢献する九州地区最大級のICT企業

2022年10月に㈱西日本フィナンシャルホールディングス（以下「西日本FH」）グループ入りした九州地区最大級のICT企業・㈱シティアスコム。その西日本FHグループの一員としてさらに強固な事業基盤を確立しつつ、より一層の積極的な事業展開で持続可能な社会づくりに貢献する九州No.1のICT企業を目指す。

創立53年目、資格保有者は延べ1000人

同社は今年で創立53年目を迎えたICT企業で、「九州No.1の総合力で社会課題解決へ寄与する企業グループへ」という基本方針のもと、独自のソリューション創生や人材育成へ積極的に取り組んできた。現在では社員数470人を超え、ICTを中心とした資格保有者は延べ1,000人を超える。DX需要の高まりを受けて、2021～23年度に200人の資格獲得を目指し、「DX・クラウド人材育成計画」を進めている。

ビジネス環境の変化、社会構造の変化に柔軟に対応

新型コロナの蔓延でビジネス環境が大きく変化する中、これをビジネスチャンスと捉え積極的に社内の働き方改革を進めている。昨年11月にはABW（Activity Based Working：時間と場所を自由に選択できる働き方）の実現を目指し本社オフィスを全面改装。座席を固定しないフリーアドレスを採用し、社内で開発したホテリングシステムで自由に座席を予約できるようにした。自由な服装で自由な場所で働くワークスタイルが早くも社内で定着。本社ビルを訪れる取引先や学生にもオフィスを見学してもらい好評だ。
また、IT業界の昨今の課題である技術者不足を解消するため、昨年10月大牟田市に「大牟田ラボ」を開設。若者の流出に悩む大牟田市や有明沿岸地区の学校と連携し、地元の学生に対してインターンシップなどのイベント開催を通じてIT企業で働く魅力を伝えるとともに、今後の発展に欠かせない優秀な学生の獲得につなげていこうとしている。
技術者獲得は国内にとどまらず海外でも積極化している。21年7月ベトナムに10人弱の技術者で開業した子会社の㈲シティアスコムベトナムは、昨年末で45人体制と順調に規模を拡大。今年度は現地オフィスも拡張し、技術者を90人規模に増員予定だ。現地の人材との交流も進めており、今年4月には現地技術者を福岡に招き、新入社員と一緒に日本語での研修受講を予定している。
さらに今年4月には、働き方改革の一環として新人事制度を導入。多様なキャリアデザインを有する技術者の確保・育成、優秀な社員の要職への早期抜擢など従来の人事制度を大きく変更した。努力と成果が即評価につながることで社員のエンゲージメントの向上を図ろうとしている。

（写真上）22年11月にリニューアルが完了した本社オフィスでは、同社独自のDXを推進 （下）22年10月大牟田市と進出協定を締結し、「大牟田ラボ」を開設

西日本FHの一員として地域に欠かせないICT企業へ

一方、西日本FHグループ入りに伴い、そのシナジー発揮に向けた取り組みも進めている。営業面では、西日本FHのビジネスマッチングで紹介を受けた取引先の経営課題をICTで解決すべく取り組んでいる。顧客に展開するソリューションについては社内で研究し、電子帳簿保存法に対応するソフトなども販売予定だ。人事・教育・管理面では人事交流、「FUKUOKA DIGITAL DAYS 2022」といった地域イベントの共催や共同出展などを通じて、その関係性を日増しに深めている。
今後は西日本FHグループの一員として、より良い社会の実現に向けての一翼を担うべく、ITの力で地域になくてはならない九州No.1のICT企業を目指していく。

藤本宏文 社長 ふじもと・ひろふみ／大分県竹田市（旧久住町）出身。1952年6月15日生まれの70歳。九州大学法学部卒。㈱西日本シティ銀行専務を経て、2011年6月㈱シティアスコム社長に就任。現在、一般社団法人福岡県情報サービス産業協会会長を務める

採用情報
募集職種／システムエンジニア（開発SE）
応募資格／4年制大学・大学院　全学部全学科、高等専門学校（24年3月卒業見込）
採用実績／2023年度14人
採用予定／20人程度
インターンシップ／2023年夏・冬開催予定
年間休日／122日（2023年度）
問合せ先／TEL.092-852-5140
担　　当／人事研修部　採用担当　川村・大中・増田

（ふくおか経済EX2023年）