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ホールディングス体制へ移行し挑戦続ける総合不動産企業

(写真左)六本松に建築したRCマンション
(右下)台湾セミナー後に開催した商談会
昨年ホールディングス化し、新体制で総合不動産企業グループとしての成長を加速。国内外での事業拡大や金融機関との提携強化を進め、近年ではRCマンション開発にも力を注ぐ。さらなるブランド価値の向上を目指し、今夏には本社移転も計画。引き続き人的資本への投資を強化し、組織基盤を強固にする。
金融機関との連携が加速
昨年7月、同社を中核とする事業会社6社を傘下に持つ㈱アイケンホールディングス(東京都港区)を設立し、持ち株会社制に移行。住宅に関するあらゆるサービスをワンストップで提供する総合不動産企業グループに向けて、新たな一歩を踏み出した。同9月には、創業者の中島厚己社長が代表取締役会長、藤本修常務が取締役社長に就任。新体制のもと、資産形成のパートナーとしてさらなる発展を目指している。
「堅実なアパート経営」をモットーに、2006年の創業以来、販売棟数は1,389棟、管理戸数は1万114戸の実績を誇る。福岡を起点に国内外13カ所で展開。昨年は5月に広島支店(広島市南区)を拡張移転したほか、11月には新たに京都支店(京都市下京区)を開設した。中島会長は「ここ2年で全国の金融機関との業務提携、ビジネスマッチングが急激に進み始めた。現在取引がある金融機関は40行以上、マッチング契約は12行あり、当社のアパートローンを商品化している金融機関も1行ある」と説明する。拠点を置く台湾では、台北・台中・高雄でのセミナーを開催。日本で建築した物件の購入意欲は高く、台湾をはじめ海外でも現地商談会を実施した。今後、より一層のビジネス拡大と顧客満足向上を図っていく。今期は売上高180億円と過去最高を更新し、グループ全体では240億円超を見込む。
RCマンションを第2の柱に
2024年の年間入居率は99.3%、収益稼働率も98.7%と依然として高水準を維持している。収益稼働率とは新築満室時の年間家賃収入想定(100%)に対して、実際どれだけの家賃収入があったかを経年とともに示す同社独自の指標(12月末時点、築15年までの自社施工かつ自社管理物件1,086棟が対象)だ。築年数を経ても高い収益を保っており、オーナーの信頼を勝ち得ている。
不動産投資へのニーズが高まる中、RCマンションの開発にも力を注ぐ。昨年10月の1号物件(福岡市中央区六本松2丁目、9階建て1LDK28戸)の完成を皮切りに、今年は那覇、岡山、東京で着工を控えている。自社シリーズ「ADORE(アドレ)」の名称で展開し、年間5棟の供給目標を掲げる。
今夏、福岡大名ガーデンシティに本社移転
25年度スローガンは「アイケン3Cマインド」。「Change変化を恐れず、Challenge前向きに挑戦し、Chanceチャンスをつかもう」という思いが込められている。新卒・中途入社2年目までの社員で構成する「02会議」で提案された数多くの候補から厳選し、磨き上げて決定した。この02会議は事業や制度の提案など、さまざまな意見を自由に述べられる場となっており、新卒社員の若者ならではの考えや、社外経験豊富な中途社員の意見が飛び交い、社内の活性化につながっている。
近年、人的資本への投資を強化しており、今年度も全社員を対象としたベースアップを実施した。人員増に伴い、今夏には福岡大名ガーデンシティ(福岡市中央区大名2丁目)に本社を移転する。成長基盤を整え、より一層の飛躍を目指す同社グループの動向から目が離せない。
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中島厚己 会長 なかしま・あつみ/大分県日田市出身。1965年7月23日生まれの59歳。九州電子計算機専門学校福岡校卒。不動産賃貸仲介会社、アパート販売会社などを経て、2006年㈱アイケンホームを設立、14年に㈱アイケンジャパンへ社名変更した。24年9月から現職。趣味はドライブ、ゴルフ |
採用情報
募集職種/総合職(不動産管理部・営業部・工務部)
応募資格/短大、専門、高専、大学2026年卒業見込み、または卒業後2年未満(全学部全学科)
採用実績/2025年度9人
採用予定/15人
問合せ先/TEL.092-739-6658
担 当/人事・総務部 新卒採用担当 三宿、家令、佐藤、堀、中山
(ふくおか経済EX2025年)