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一層の信頼関係構築で様々な事業にチャレンジ

（写真左上）安定した通信環境を提供
（右上）付加価値の高いソリューションを提供
（左下）都市インフラ設備の老朽化にも対応
（右下）女性向けの健康セミナー

常に未来を先見し、卓越する技術力と不断の挑戦により、豊かな社会づくりに貢献。高度・多様化する情報化社会において、主力の「通信キャリア」や「都市インフラ」、「システムソリューション」を軸に事業を展開するとともに、現場力の強化で地元九州のICT基盤や社会インフラの構築・運用に取り組む。

3つのセグメントを軸に事業を展開

昨年7月に創業77周年、いわゆる「喜寿」の節目を迎えた。長年培った豊富な経験と最新のICT（情報通信技術）で、高度化・多様化する情報化社会に対応するとともに、情報インフラ設備の構築・整備の面から地元九州を支える。特に近年は主力の「通信キャリア事業」に加えて「都市インフラ事業」と「システムソリューション事業」の３つのセグメントを軸に事業を展開。業績も好調に推移している。坂口社長は「長年にわたって築き上げられてきた、お客さまやパートナー会社との信頼関係があるからこそ、協力し合って事業を継続していくことができる。今後も一層、信頼関係を深めて様々な事業にチャレンジしていきたい」と想いを語る。
通信キャリア事業では、安定した通信環境を提供するために光ファイバー網の新規敷設とともに、既存設備更改など堅調な動きを見せる。さらにモバイル通信網は、新世代のモバイル通信システムへの移行を背景に、高度化・大容量化に向けた基地局整備が見込まれ、一層の拡大を想定している。
自治体や官公庁、民間企業向けの各種通信・電気・空調設備・土木工事などの都市インフラ事業も順調に伸びてきた。国土強靭化施策の展開や老朽化に伴う社会インフラ更生等のニーズも強く、都市機能を支える一翼を担う。例えば埼玉県八潮市での大規模道路陥没事故は記憶に新しいところだ。老朽埋設管の破損により土砂が流出。地中に巨大な空洞が生じることにより、何かのはずみで道路が陥没した。西部電気工業では、上下水道・排水管工事において、道路を掘り起こすことなく非開削で老朽化した管きょ施設を蘇らせる特殊工法（オメガライナー工法）の活用などで都市インフラ機能の強化を図ってきた。
そしてシステムソリューション事業では新たなビジネスが次々と具体化してきた。「現場DX」をキーワードに、顧客の要望に対して仕様策定から設計・構築・運用までフルレイヤで対応することで、より付加価値の高いソリューション提供に努める。例えば工場や施設でのETC車載器を活用した「車両入退管理システム（FLOWVIS）」やQRコードを活用して入館セキュリティを実現する「来訪者予約受付システム（APOTORO）」など、現場での効率化やセキュリティ強化などに寄与するソリューションが揃う。

（写真）高度・多様化する情報化社会に対応

健康で能力を発揮できる企業風土を

働き方改革への取り組みにも早くから対応してきた。休暇取得の促進や福利厚生の充実など、ワークライフバランスを実践。2017年には「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律（女性活躍推進法）」に基づく優良企業として福岡労働局から「えるぼし」最高位の認定を受けた。
さらに「健康経営」という観点から「健康宣言」を行い、重点事項を定め、社員一人ひとりの安全と健康を最優先する意識の醸成を推進。経済産業省と日本健康会議が主催する「健康経営優良法人認定制度」において「健康経営優良法人（大規模法人部門）」の認定も受けた。
このほか労働安全衛生マネジメントの国際規格である「ISO45001」の全社・全部門での取得など、全社員が健康で能力を最大限に発揮できる企業風土づくりに力を注ぐ。

坂口隆冨美 社長 さかぐち・たかふみ／熊本県出身。1964年3月20日生まれの61歳。九州大学工学部卒。87年4月に日本電信電話㈱（NTT）入社。NTTネオメイト社長、NTT西日本取締役などを歴任後、2020年6月㈱協和エクシオ（現エクシオグループ㈱）入社、常務執行役員西日本本社代表兼関西支店長。21年6月取締役同。21年10月エクシオグループ取締役同。23年6月西部電気工業㈱社長

採用情報
募集職種／◇技術職◇営業職
募集対象／大学院、大学、高専、専門学校卒 （2026年卒業見込）
採用実績／2025年度22人
採用予定／20人程度
年間休日／完全週休2日（土・日）、祝日、年次有給休暇（22日）、特別休暇、年末年始休暇、ライフプラン休暇など
問合せ先／TEL.092-418-3165
担当／人事部 採用担当

（ふくおか経済EX2025年）