COMPANY

NEW TOPICS

-新着情報-

  • 副社長に藤本取…

    週刊経済2021年7月27日発行 常務執行役員に上席執行役員の北原、福田氏 …

    more
  • 新社長に佐々木…

    平田社長は相談役に 九電グループで火力や原子力発電所の建設、保修を手…

    more
最新情報一覧を見る

培った技術力を生かしさらなる事業領域を拡大

九電グループの中核企業として、火力や原子力発電所の建設、保修事業を中心に電力の安定供給を支え続ける。電力システム改革など業界を取り巻く環境が大きく変化する中で、永年培ってきた技術力を生かして、さらなる事業領域の拡大を図っていく。

中期経営計画の仕上げ

元号改元となった2019年5月1日、創立65周年を迎えた。昭和、平成、令和の時代を歩み、電力設備の建設・保修工事をメインに経営基盤を確立、事業を継続してきた。その間、電力業界を取り巻く環境は時代とともに変遷を遂げ、現在も電力システム改革の真っただ中にある。昨今の発電、電力小売の自由化に続き、2020年4月、「発送電分離」が施行され、電力システム改革が一つの節目を迎えようとしている。
こうした環境の変化に備え、強靭な経営体質の構築を図るための「中期経営計画(イノベーションプラン)」は最終年度の仕上げを迎える。「コスト、営業、要員改革について、これまでの期間で方向性を定め、残り1年でより具体的な方策を実施し、変化に適切に対応できる体制を次期中期経営計画の取組みへと繋げていきたい」と語る平田宗充社長。
2019年、同社の建設工事は松浦発電所2号機増設工事、大分共火1号ボイラー更新工事、川内原子力発電所の特定重大事故等対処施設設置工事に加えて、大規模EPC案件となる下関バイオマス発電所建設工事、大岳発電所建設工事を新たに着工。また、保修工事において、原子力4基の定修工事や、火力定修工事、産業プラント工事などが輻輳したが要員の調整を徹底し対応してきた。

昨年12月に営業運転を開始した、松浦発電所2号機の主要機器であるタービン組立作業の風景(左)と完成したタービン・発電機(右)
発電所の実機を用いて技術・技能を次世代に継承

培った技術・技能を次世代に継承

「2,000人を超える要員の機動力を高め、社員が持つ高度な技術力をフル活用していく」とし、要員改革の一環として、全社の人材戦略を策定・推進していくグループを設置。「全社要員状況の見える化」システムを構築・運用し、効率的な要員配置を行うとともに、多様な人材の個性を生かす仕組みづくりを推進。先輩社員が新入社員に対して、仕事と私生活の両面からマンツーマンで指導するブラザー制度は、同社の研修方法として根づいているが、2年前から工事経験機会の創出による技術・技能の向上に加え、所属係以外の先輩社員とのコミュニケーションにつながることを目的とした異動交流を実施している。また培った技術・技能を次世代に継承する取り組みとして、入社10年目以内の競技者2人と指導者1人がチームとなり、指導者が持つ技能を競技者へ継承しながら各設備の競技種目ごとに技量や出来栄えを競い合う「全社技能競技会」や、廃止となった発電設備を利用して、コア技術である発電所主要機器に関する点検・保修作業を実際の発電設備に触れながら実践的に学ぶことができる「実機研修」を行っている。さらには、技能レベルの日本一を競い合い、技術・技能の向上を図ることができる「技能五輪全国大会」出場へのバックアップ体制も充実している。九電グループの経営ビジョンに沿った事業を展開しながら、「誠実な施工」という不変の姿勢で電力の安定供給に貢献していくとともに、経営の安定に不可欠な「技術・技能の維持向上」に繋がる人材育成の充実にも取り組んでいく。

平田 宗充 社長
ひらた・そうじゅう/長崎県出身、1950年9月9日生まれ。京都大学法学部卒。74年4月九州電力㈱入社後、2012年6月取締役常務執行役員お客さま本部長を経て、15年6月現職。剣道七段

 

採用情報
募集職種/技術職(機械・電気・放管)、事務職
応募資格/新卒(大学、大学院、高専、高校)
採用実績/2020年度38人
採用予定/新卒40人程度
インターンシップ/8月開催予定
問合せ先/TEL.092-533-1705
担  当/人事グループ

(ふくおか経済EX2020年)


会社情報COMPANY PROFILE

会社名
西日本プラント工業(株) (ニシニホンプラントコウギョウ(カ)
代表者名
平田宗充
所在地
〒810-8540 福岡市中央区高砂1-10-1 [MAP]
TEL
092-533-1702
企業ホームページ
http://www.npc21.jp
設立
1954年5月
創業
資本金
1億5,000万円
従業員数
2,186人