COMPANY
累計販売85万台の信頼、
地域と歩む「共生」の旗手へ
1932年創立の福岡トヨペット。半世紀以上にわたりトヨタ自動車の「メーカー直轄(直営)」販売会社として直系の高い規律を磨いてきた同社は、2019年に昭和グループの一員となり、地元資本ならではの柔軟な意思決定を融合させた。現在は次なる100年を見据え、モビリティ社会の未来を創り出している。
トヨタの矜持と地域資本の「深化」
創立から90余年。同社は福岡のモータリゼーションの黎明期(れいめいき)から、その発展とともに歩みを共にしてきた。1964年からは半世紀以上にわたりトヨタ自動車の「メーカー直轄(直営)」販売会社として、全国屈指の技術力と組織力を磨き上げてきた歴史を持つ。
2019年10月には、地域に深く根ざし多角的な事業を展開する昭和グループの一員となり、メーカー直伝の「高い規律」に、地元資本ならではの「柔軟な意思決定」が融合。25年に就任した金子直幹社長の下、この盤石な基盤を生かしつつ、社員満足(ES)を起点とした顧客満足(CS)の最大化を追求することで、「社員一人一人が主役となり、自己実現を目指せる組織」への変革を加速させている。信頼の積み重ねが県内に刻んだ「累計販売台数85万台超」(26年4月時点)という実績は、他を圧倒する信頼の証である。
「ぐるみ活動」とAIの社会実装
同社の強さを支える独自の文化が、06年から継続されている「ぐるみ活動」だ。これは単なる社内交流の枠を超えた、店舗全員参加による「ボトムアップ型の問題解決・改善ミーティング」を指す。来店型営業への転換期において一丸となった店作りを支えたこの活動は、現在もスタッフが知恵を出し合い、CSとESを高める成長エンジンとして機能する。
この伝統的な「現場力」を補完し、さらに加速させるのが最新技術の実装だ。今年2月にはAI商談サポートツール「シリエル」を県内でもいち早く導入。ライブ解析により商談状況をリアルタイムに把握できるようになったほか、AIが顧客ニーズや成約のネックを的確に要約するため、管理職による迅速なアドバイスや商談における機会損失の低減に大きく寄与している。現場でも、AI作成のToDoリストによる失念防止や、録音活用によるスキル継承などメリットは多い。若手からも「商談の経緯を店長へ正確に共有でき、適切なフォローが得られる」と歓迎の声が上がる。スタッフが録音を意識することで説明の丁寧さやホスピタリティが向上する副次効果も生まれており、対面の「熱量」にAIの「分析」を掛け合わせ、組織全体のクオリティを高めている。
地域に根ざす「両想い」の精神
ES向上の新たな旗印として2024年から本格始動したのが「福岡トヨペット ファミリーDAY」である。社員の家族を職場に招待し、本物の「つなぎ」を着用したキッズエンジニア体験などを通じ、親の仕事への誇りを醸成する。これは地域向けの「キッズエンジニア体験教室」と同様、ファンづくりの場としても機能しており、実際に子供の頃にこの体験教室に参加し、現在同社の社員として活躍するメンバーもいる。
こうした姿勢は、地域住民と心を通わせる「両想いプロジェクト」とも共鳴する。1976年から継続している環境保全・緑化活動「ふれあいグリーンキャンペーン」や、アビスパ福岡、ライジングゼファーフクオカ、カノアラウレアーズ福岡のスポンサード、企業主導型「トヨピーキッズ保育園」の運営など、社員・家族・地域を大切にする温かな社風は、次世代を担う若手人材にとって大きな魅力となっている。「歴史があるからこそ、新しく変われる」。累計販売85万台の誇りと地域との固い絆を両翼に、100周年に向けて同社はこれからも福岡のモビリティ社会に新しいワクワクと感動を創り出していく。
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| 金子直幹社長 かねこ・なおき/福岡市出身。1967年5月8日生まれの58歳。日本大学卒。神奈川トヨタ自動車を経て96年福岡トヨタ自動車の取締役に就任。2000年代表取締役副社長を経て06年から社長。19年10月から福岡トヨペット代表取締役会長を兼任し、25年6月から現職 |
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(ふくおか経済EX2026年)


