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「身近な人を大切に」。社長交代で新たなステージへ

宮﨑貴大 社長（写真右）
みやざき・たかひろ／福岡市南区出身。1988年9月20日生まれの36歳。中村学園大学流通科学部流通科学科卒。2011年4月に新卒で宮﨑電気商会入社。東日本大震災、熊本震災では電気工事職人・施工管理として復興支援に取り組んだ。18年から代表取締役専務を務め、25年4月から現職。趣味はゴルフ
（左上）良好な人間関係を構築
（左下）技術力の高いスタッフが多数在籍

宮﨑貴大専務が新社長に就任

地域に根差した電気工事業を展開し、今年で65周年を迎える㈱宮﨑電気商会。4月に、宮﨑勝徳前社長の長男・宮﨑貴大代表取締役専務が社長に就任した。宮﨑新社長は、2011年4月に新卒で入社後、東日本大震災や熊本地震では復興支援に従事。日常の工事現場においても職人としてのキャリアを着実に積み上げ、高い人間力を強みにマネジメントも手掛けてきた。
宮﨑前社長の「『地域や身近な人たちを大切にする』という創業者の思いを受け継いでいくことが使命」という言葉に応え、「社長就任で気が引き締まる思い。地域に根差し着実に事業を展開していく」と決意を新たにする。

理念経営で飛躍
ホールディングス化で次なる挑戦へ

積水ハウスの認定工事店として高い技術力を強みに2万5000棟以上の施工案件を手掛けてきた同社。発展の背景には円滑な人間関係の構築を促す人財育成があり、常に社員に向き合い続けてきた。2019年には家庭教育の重要性を感じた宮﨑前社長が企業主導型保育園「友丘ひまわり子ども園」を設立するなど、高い志で事業を展開。そして今年2月、新たな挑戦に踏み出した。
持ち株会社「e-Cronus㈱」を設立しホールディングス体制に移行。これまで宮﨑電気商会の事業として位置付けていた友丘ひまわり子ども園を独立させることで、よりスピーディーな意志決定を可能にする考えだ。「既存事業を堅実に展開しつつ、グループとして新事業を含めた新たな挑戦も進めていきたい」と笑顔で語る。
一方で設備投資も推進。4月中には本社のリフォーム工事が終了し、隣接地に建設していた倉庫も完成する。事業拡大に向けた業務効率の向上や従業員のための働きやすいオフィス環境の整備に向けたもので、新規一転新たな環境で新年度のスタートを切る。

（写真）3月に卒園式を実施。卒園する園児に話しかける宮﨑勝徳理事長（前社長）

採用情報
募集職種／電気工事士、事務職、保育士、看護師
採用予定／2人
年間休日／事務職・120日、技術職は会社カレンダーに準ずる
問合せ先／TEL.092-851-5617
担当／宮﨑

（ふくおか経済EX2025年）