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圧倒的な品数と高品質な製品で、日本の農業を未来につなぐ

業界随一の品揃えを誇る農業用ハウス資材メーカーの佐藤産業㈱。豊富な品数であらゆるニーズに対応し、生産者に寄り添う製品づくりと高品質を追究。6年前から提唱してきた「ハウスの強靭化」はここにきて受注が増加している。

圧倒的な品揃えでニーズに対応

産業用スプリングの販売会社として創業し、1981年から農業用ビニールハウス部品の製造をスタートした佐藤産業㈱。以来、高品質で独創的な製品を生み出し続け、その数1,500種類以上と業界随一の品揃えを誇る。佐藤隆寛社長は「同じ部品でも全国の環境特性に応じた製品が必要なため、豊富な品数でさまざまな要望にお応えできる体制を築いている」と話す。また、自社工場を有しており試作から量産までスピーディーな対応が可能。現場に寄り添う製品づくりと高い品質の追求に余念がない。製造部、営業部、総務部など全部門においてISO9001認証を取得し全社で一貫した品質管理を徹底することで、顧客満足度の向上に取り組んでいる。「少子高齢化に伴う人口減少で農業を取り巻く環境は厳しいが、当社は組み立てや取り扱いがしやすい高品質な製品の開発に注力し、支えていきたい」と意気込みを語る。

(写真左)2016年に改装した本社社屋
(右)カフェのような雰囲気の昼食スペース

ハウスの強靭化需要増加

相次ぐ自然災害の影響を受け、近年パイプハウスを強化する「強靭化」資材の拡充に取り組んできた。2018年度から国が実施する農業用ハウス強靭化緊急対策事業で補助金対象になったこともあり、ハウスの強靭化需要が増加傾向にあるという。積雪や強風への耐候性を高めるためのパイプ補強部品や、倒壊を防ぐ金具などのニーズが高まっている。佐藤社長は「生産者への被害を少しでも軽減したいという思いから、当社は6年前からパイプハウスの強靭化を提案している。業界を明るい産業にするために力を尽くしたい」と意欲をみせる。このほか、佐藤社長自身がオーナーを務める博多駅近郊の飲食店では、野菜料理を提供しており、国産野菜の魅力発信にも寄与している。

西日本最大級の製品管理倉庫

スプリング事業で設備増強

他社のばね製造機械のオペレーターが高齢化していることを背景に、再びスプリング分野にも力を入れる方針だ。昨年10月、製造機械を導入する設備投資を実施し、量産体制の強化に乗り出した。「製造部は若手社員が多く、これから3年後をめどに、事業として再興させたい」と展望を語る。

未来につながる農業を考える

同社は「元気いっぱい日本農業・未来につなげる農業」を標榜し、農業経営のコスト削減、日本農業の発展、環境に優しい対応製品の開発を通じた農業の価値増大をSatohブランドの核として、確固たる地位を築いてきた。誠意・創意・実践を基本理念に掲げ、顧客や仕入れ先の喜びと共に成長を続けている。社会の要求に応える製品を迅速かつ継続的に供給し、顧客の信頼を得て、社会と共生する「施設園芸資材の創造企業」へと着実に歩みを進めており、「仕事を通して、農業を支えるチカラになる」その強い思いと共に今後のさらなる飛躍を目指している。

佐藤 隆寛 社長
さとう・たかひろ/福岡市南区出身。1967年7月17日生まれの52歳。東和大学卒。趣味はゴルフ。博多駅博多口からほど近い地産地消系レストラン「旬菜Agro」のオーナー。関連会社の九州農材販売㈱は、高宮駅近郊の創作イタリアンレストラン「美味小家(うまごや)」を運営している

 

採用情報
募集職種/技術・作業系
応募資格/高卒以上
採用実績/2020年度1人
採用予定/3~4人
年間休日/109日
問合せ先/TEL.092-932-5431
担  当/総務部 宮原

(ふくおか経済EX2020年)


会社情報COMPANY PROFILE

会社名
佐藤産業(株) (サトウサンギョウ(カ)
代表者名
佐藤隆寛
所在地
〒811-2126 粕屋郡宇美町障子岳南3-1-26 [MAP]
TEL
092-932-5431
企業ホームページ
http://www.satohnet.co.jp
設立
1977年2月
創業
資本金
1,000万円
従業員数
49人