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知識豊富で明るいスタッフが携帯電話ライフをサポート

（写真右下）auショップイオン若松

“明楽元笑”を社是に福岡県内でauショップを8店舗運営するエム・ティ・シー㈱。顧客に元気と笑顔を与える存在として顧客の快適な携帯電話ライフを支えている。社員の活躍を促す組織体制や万全な教育制度が接客力の向上と業績伸長につながっている。

ショッピングセンター内運営で集客アップを遂げる

auショップ運営事業の同社は、北九州・筑豊方面を中心に福岡県内で8店舗を運営している。集客増を図るため、ショッピングセンター内での運営を積極的に進め、顕著に売り上げを伸ばし続けている。ショッピングセンター内でイベントなども開催し、来店のきっかけづくりにも励む。高橋社長は「商業施設内に入居することで、日用使いの顧客と接点を持ち新規開拓を図っている」と狙いを語る。昨年9月には、「auショップミスターマックスモール本城」（北九州市八幡西区本城5丁目）をイオン若松ショッピングセンター（同市若松区二島1丁目）の2階に移転した。「auショップイオン若松」の吉田和生店長は、「若松と八幡エリア両方の方々に利用してほしいし、活気のある接客で盛り上げていきたい」と意気込む。
最新機種やスマホアクセサリが並び、接客カウンターは計7ブース設置。売上高は移転前の10～20％増を目指す中、実際に販売台数の伸びは顕著で2025年2月期売上高は前期比14％増の24億円を見込んでいる。「高スペックの機種発売により、端末の高価格化が増収要因の一つにある」と説明する。
コロナ禍の半導体不足による在庫確保の困難も乗り越え、ウイルス除去コーティングやセキュリティソフトの販売といった、携帯電話に関連するサービスの提供にも力をいれてきた。並行して、携帯電話の機種変更などの相談を入り口に、法人向けのオフィス機器販売にも力を入れている。携帯電話をはじめ、パソコンやLED、複合機、パーテーションなど取り扱う商品は幅広く、同社で完結するトータルサービスを目指す。
一方では、財務体質強化の一環で継続して社債を発行し続け、着実に経営基盤を構築してきた。昨年は2月に私募債発行の収益の一部をSDGsに貢献する団体などに寄付する福岡銀行保証付きのSDGs私募債5,000万円を発行した。さらに9月にはみずほ銀行保証付きの無担保社債5,000万円を発行。12回目の社債発行となった。

社員教育制度でスタッフの活躍を後押し

また、「社員が成長し活躍できる職場」を目指しており、ソーシャルマナー1級認定講師の資格を保有する社員を筆頭とした、新人スタッフやトレーナーの育成、コンプライアンス研修などの手厚い指導が接客のレベルアップにつながっている。入社時はコンプライアンスや店頭での対応マナー、携帯業界の専門知識といった基本的なことから、料金プランやサービス内容、業務で使用するタブレットの操作方法なども丁寧に教わるため、未経験者も安心して働くことができる。
また、店舗には店長だけでなく、副主任や店舗トレーナーが付き、いつでも分からないことが聞ける環境が整っている。さらに良い店舗を目指すため、朝礼やミーティングでは、店長やグループリーダー、課長などを交えて目標達成や問題解決に向けて動けるように、新入社員・ベテラン問わずスタッフの意見を取り入れている。高橋社長は「資格取得などスキルアップをサポートする教育専門の部署を社内に設けている。年に1度の昇給査定では、社員の成長に合わせた26段階の昇給制度を採用。個人の頑張りを評価するために社員一人一人と積極的に向き合うようにしている。月単位での優秀な実績を残したスタッフには個別制度表彰を毎月実施している」と話している。

高橋祐也 社長 たかはし・ゆうや／北九州市八幡西区出身。1980年11月14日生まれの44歳。県立北筑高校卒。2006年3月に入社し店舗スタッフ、 店長、エリアマネジャーを経て13年9月から営業統括本部副統括本部長、17年3月から常務執行役員営業統括本部統括本部長。20年9月社長就任。日々新しい事業を模索中

採用情報
募集職種／携帯電話アドバイザー
応募資格／高校、専門学校、短大、大学卒
採用実績／2人
採用予定／新卒、第二新卒、中途10人
インターンシップ／随時開催
問合せ先／TEL.092-432-7772
担当／外薗

（ふくおか経済EX2025年）