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ブレずに、まっすぐ、生活に寄りそう

(写真左上)介護付有料老人ホーム「生活倶楽部ウィズ南片江」
(右上)デイサービス「ウィズランド博多」、グループホーム「ウィズライフ奈良屋」
(左下)介護付有料老人ホーム「生活倶楽部ウィズ長尾」
(右下)グループホーム「ウィズライフ別府」
「全職員が全職員の幸せを想い だれもが安心して暮らすことができる地域社会を創る」という理念のもと、介護を主軸に全世代へ生活支援サービスを提供。慢性的な人材不足の課題を抱える福祉業界だが、海外人材の活用や職員第一主義の事業方針で人を生かし、目指すべき地域社会の創生に貢献していく。
初の海外技能実習生を迎え入れ
2025年4月、インドネシアから初の技能実習生3人を迎えた。24年12月には受け入れ体制整備に向けて海外人材支援室を開設。教育担当者、施設担当者、現場担当者といった各セクションから意見やアイデアを収集する過程で、改めてそれぞれの役割が明確化するという効果も生まれている。
また、前川社長自ら何度も現地に赴き、学生との面談に加えて送り出し機関と日本語学習アプリの共同開発に着手。さらに技能実習生向け育成プログラムとキャリアアップストーリーを「海外人財雇用推進計画」として策定し、技能実習生として入社後、日本語スキル向上や特定技能実習生への移行、介護福祉士の資格取得、永住権の取得に至るまでのきめ細かなフォローアップ体制を整え、中長期的に海外人材のリーダーとして育成していく方針を示す。
「いまの人手不足を解消するための取り組みだけでは意味がない。彼らが永住権を取得できれば介護ビザの制約がなくなり、例えば本社の経営企画に携わるなど、できる仕事の範囲は無限大になる。少子高齢化が進む中、海外人材がきっと大きな力になっていく」と未来を見据える。
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より働きやすい環境づくりへ
2025年度は、情報共有の円滑化や部署間の連携強化、抱えている課題や進行中のタスクの可視化に取り組み、より組織としての機能性充実を目指していく。同時に「やはり継続的な目標は働きやすさの向上。慢性的な人材不足の業界であるからこそ、人材確保と定着率アップは重要であり、働きやすい環境づくりは至上命題になる。業務に追われるばかりでは良いアイデアやチャレンジの発想は出てこないし、余裕のある働き方ができていなければ、それはご利用者の皆さまにも伝わってしまう。ご利用者に快適な暮らしを提供するためにも余裕を持って働ける仕組みを構築していく」と前川社長。
近年は医療特化型有料老人ホームが増加傾向にあるが、ウィズグループはあくまで「介護と医療は分けるべき」という信念のもとで、「生活に寄り添うこと」に主軸を置く。介護施設の役割は生活をサポートすることであり、入院の代替施設ではないという考えだ。「求められることが医療の範囲まで広がれば、必然的に職員にかかるプレッシャーや負担は大きくなる。ご利用者と職員を守るためにも介護と医療の領域を曖昧にしない」と提言。その上で、「ご利用者が介護の範囲から離れ、医療が必要になった場合の対応の速さは不可欠。主治医やご家族への連絡や、病院への付き添いなど、安心して過ごしていただける体制を整備している」と説明する。
時代の流れとともに、福祉業界を取り巻く環境も大きく変化しているが、あくまで「ブレずに、まっすぐ、生活に寄りそう」ことで、ウィズグループらしくイノベーションある生活を支えていく。
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前川裕貴 社長 まえかわ・ひろき/大阪府出身、1984年10月23日生まれの40歳。2012年入社後、経理部・事業企画部を経験し、20年8月に社長就任。趣味はゴルフ。23年には一般社団法人福岡青年会議所第71代理事長も務めた |
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募集職種/介護職
応募資格/2026年春に大学(大学院)、短大、専門学校を卒業予定の方(全学部学科)
採用予定/10人程度(予定)
問合せ先/TEL.092-712-0306
担当/横山
(ふくおか経済EX2025年)