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高い技術力と厚い信頼で社会インフラの整備に貢献

創業62年を迎えた県内でも稀な電気・機械の設備工事会社。主に、水処理プラント施設の設計、施工、保守まで一貫して得意領域とする同社は、長年福岡の地で培った技術力で人々の生活インフラを支えている。近年は主力事業に加えバイオマス関連事業も強化し、持続可能な社会の実現に向け未来を紡ぐ。
確かな実力と実績で人々の生活インフラを守る
国民の生活を支える上下水道や地下鉄、高速道路などの生活インフラのほか、工場やプラントなどの電気、機械設備工事を手掛ける㈱秀電社。設計、施工、保守までの一貫した体制で、福岡県内を中心にこれまで多くの公共工事案件を完工してきた。2024年8月には、福岡市からの発注で電気工事一式を手掛けた同市中央区の「福岡市立発達障がい者支援センター(ゆうゆうセンター)」が工事成績優良事業者に選ばれた。これは、2023年4月~6月に完成した土木、電気など109工事の中で同率2位の成績を収め、過去10年間で計4回目の受賞となった。秀嶋克仁社長は「資材や人手が不足する中、現場で協力業者さんとの密なコミュニケーションを大切にしている。当社の技術力や努力を評価していただいたことはとっても嬉しい」と笑顔を見せる。
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(写真)社内技術競技大会の様子 |
バイオマスプラント建設でSDGsに貢献
公共工事での電気、機械設備工事のノウハウを生かし、近年石油エネルギーの代替として注目が高いバイオマス関連のプラント設計にも力を注いでいる。木や竹などの廃材や食品かすなどを分解、発酵して、ジェット燃料やディーゼル、ガソリンのもとになるバイオエタノールを生成する一連のプラント設備の設計、建設、維持、管理を担う同社。カーボンニュートラルによる循環型社会の実現に向けてSDGsにも貢献している。約10年前からバイオマス関連事業を開始し、ごみを資源に変える技術研究、生産プラントの試行運用を重ね、製造コストは開始当時から60%の削減に成功し、市場で通用する競争力を提供できるようになった。秀嶋社長は「電気、機械、化学の幅広い知識を習得し、試行錯誤を繰り返しながら、今、実用段階まで構築できている。このバイオ事業を第2の事業の柱へと成長させたい」と力を込める。
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(写真)SNテクノカレッジの一コマ |
充実した社員育成でスキルアップを下支え
これらの技術力を下支えするのは充実した社員育成である。入社1カ月間の新人研修のほか、金属加工などを手掛けるナサ工業㈱(粕屋郡須恵町、長澤貢多社長)と共同で、年に8回「SNテクノカレッジ」と呼ばれる実技、座学研修を実施し、相互の知識やスキルを共有している。秀嶋社長は「両社のベテラン社員が積み上げてきた経験を次世代へ継承するタイミングでもある。近年の電気工事業界では省エネ技術や情報通信技術の進歩は目覚ましく、プロフェッショナル同士が協働することが重要だ」と強調する。
そのほか、同社では社員一人一人の成長を促す目的で、日々の業務や技能研修などで培った技術を競い合う「技術競技大会」を毎年実施している。電気配線やケーブル端末処理、鋼材加工、PC操作スキルなど、さまざまな項目でスピードや正確さ、美しさを競う本大会。結果的に技術ノウハウの共有や組織としての一体感も生まれるほか、ベテラン、若手の垣根を超えたスキルアップでモチベーション向上につながっている。社員の学びの場、成長機会を多く設け、会社全体で技術力を高め合う秀電社は、今後も常に新しい技術を取り入れ、社会のニーズに応えていく。
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秀嶋克仁 社長 ひでしま・かつひと/福岡市出身。1982年9月28日生まれの42歳。福岡大学工学部電気工学科卒。2017年3月社長就任。趣味は囲碁、映画鑑賞、仕事 |
採用情報
募集職種/技術職、設計開発職、営業職
応募資格/大卒、専門学校卒、高卒
採用実績/2025年度2人
採用予定/若干名
インターンシップ/随時開催
年間休日/120日
問合せ先/TEL 092-281-1717
担当/福田
(ふくおか経済EX2025年)