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カ)アキラホールディングス
(株)アキラホールディングス
〒810-0072 福岡市中央区長浜3-11-3-701 [MAP]
TEL:092-711-6601
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-新着情報-
HD設立5周年、“顧客第一、鮮度と安心安全”を追求

アキラグループ7社の中核を担う㈱アキラ水産がHD制を導入して5周年を迎えた。昨年8月には新会社「㈱ヒフミ」を設立。11月にはアキラ水産古賀工場が食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC22000」認証を取得するなど、グループ力を駆使した新たな魚食ツールの追求と付加価値向上に努めている。
福岡の台所「福岡市中央仲卸売市場」を舞台に、鮮魚仲卸地場トップの地位を確立してきた㈱アキラ水産(上田浩祐社長)。今年1月にはグループ7社の持ち株会社「㈱アキラホールディングス」(安部泰宏代表取締役CEO)が設立5周年を迎え、グループ経営組織の強化と業務効率化を推進。水産業界および市場全体の発展、さらなる魚食普及のためのビジネスモデルの構築や需要拡大に大きく貢献しており、その活動実績は県内外問わず食品流通に大きな影響を与え続けている。
昨年8月には鮮魚・水産加工品に対するブランド化戦略強化の一環として、生鮮魚介類・冷凍魚類卸事業を手掛ける新会社「㈱ヒフミ」を設立。アキラグループは㈱アキラ水産を中心に生鮮魚介類販売のコウトク水産、鮮魚介類仲卸の㈱安部水産、冷凍魚介類・塩干物販売の㈱一心、鮮魚介類卸小売・加工販売の㈱アキラ・トータルプランニング、生鮮冷凍魚介・塩干物販売、鮮魚卸売業の㈱四季海(しきかいせん)に続き、㈱ヒフミが加わった7社グループが確立。さらなる〝海産物のエキスパート〟として鮮魚介類の仲買や加工販売など多角的な事業を強化している。
安部代表取締役CEOが本業の傍ら力を入れているのは「魚食普及」。自身が会長を務める福岡魚食普及推進協議会では、2008年から長浜魚市場を開放する「市民感謝デー」を開催しており、毎回数千人が来場。今や地元市民に愛されているイベントとして定着している。「県内外の来場者以外にも外国人観光客にも多くお越しいただいている。今後も魚市場ならではの魅力を伝えていきたい」と意欲を見せる。
FSSC22000認証で食品衛生管理を徹底
また、昨年11月には㈱アキラ水産古賀工場を対象に食品安全マネジメントシステムの国際規格「FSSC
22000」認証を取得。2023年6月の長浜工場に続き、2カ所目の取得となった。さらに、今回の古賀工場FSSC認証取得を機に、長浜・古賀2工場で「ASC(水産養殖管理協議会)」および「MSC(海洋管理協議会)」認証された水産物を消費者に確実に届けることを目的とした「CoC(加工流通過程の管理)認証」も同時取得。今後、鮮魚・水産加工品の海外輸出が可能となった。
上田社長は「FSSC認証を取得することで、鮮魚・水産加工品に対する信頼度向上を図っていく。今後さらに博多から直接〝福岡ブランド〟の水産物を輸出していきたい。食品安全の取り組みは当然ながら、独自の販路開拓など新たな魚食ツールの在り方と付加価値向上を創造していきたい」と意気込む。
海鮮専門店の展開に好反響
「アキラの鯛茶」を中心に寿司・海鮮丼など販売する海鮮専門店「アキラ水産」の運営も好調に推移している。2023年7月、「アキラ水産」ブランド価値のさらなる向上を目指して上川端商店街内に直営第1号店をオープン。店内には16人収容のイートインスペースを設けており、毎朝市場から直送される海鮮メニュー目当てに来店する常連客も増加。外国人観光客をはじめ来場客で賑わっており、特に1日60食限定の海鮮丼は早々に完売するなど好評を得ている。現在、海鮮専門店の出店も強化しており、川端商店街に続き博多駅周辺に2店舗、大阪梅田に1店舗の計4店舗を展開している。
創業以来、一貫して「顧客第一主義」を掲げ、〝鮮度と安心安全〟を追求するアキラグループ。「目配り、気配り、思いやり」をモットーに、今も昔も変わりなく、「九州・福岡」の食ライフを支え続ける。
(ふくおか経済EX2025年)