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次世代の育成に本腰50周年節目に新たな挑戦へ

「常に新しいものを生み出す総合メーカー」をモットーに、固定観念に縛られない製品づくりを展開。ポリエチレンフィルムを軸に、時代のニーズに合わせた製品開発で昨年9月に創業50周年を迎えた。その節目を機に、今年2月から「次世代リーダー研修」が始動。将来を担う幹部候補の長期的な育成を進めていく。

今春ECサイトを開設

昨年9月に創業50周年を迎えた。ポリエチレンフィルム製品を主軸に、多様化するニーズに応え、顧客の要望に沿ったさまざまな製品を開発販売。箱ティッシュ形式の観音開きシート「マルティシート」や液卵袋として使われている「エクストラフィルム」、重袋といった主力製品のほか、再生原料などポリエチレン素材以外を用いた製品も手掛けている。「長い歴史を次代に受け継ぎ、形にとらわれることなく新しいものを世の中に発信し続けていく。世界のパートナー企業となれるよう、尽力していきたい」と熱い思いをのぞかせる渡邉裕美社長。19年10月の就任後、多種多様な取り組みで会社に新風を吹き込んでいる。女性社員で構成する「なでしこ会議」もその一つ。男女関係なく意見を出し合える環境作りを目指し、月1回のペースで実施している。また、ウサギとポリ袋をモチーフにした自社マスコット「ポリ美」は、社内公募で20年に誕生。同社のイメージを具現化した親しみやすいキャラクターで、会社説明会や名刺にも登場している。ブランド力向上に一役買う存在だ。
今春からECサイトを開設し、BtoCビジネスに参入する。ポリ袋や粘着ローラーなど自社製品のほか、他社製品も取り扱う計画だ。商品開発の強化と並行して、広報活動にも力を注ぐ。

(写真上)次世代リーダー研修メンバーのミーティング
(左下)小長谷光典製造部千葉工場工場長代理(左上)、
堀之口孝紀営業部鹿児島営業所所長(中央下)

(右下)石橋菜美福岡工場係長(左)、松山真一福岡工場製造2課部長

次世代リーダー研修が始動

今年2月、「次世代リーダー研修」がスタートした。将来を担う幹部候補の長期的な育成を進めていく。メンバーは、松山真一福岡工場製造2課部長(勤続25年)、堀之口孝紀営業部鹿児島営業所所長(同20年)、石橋菜美福岡工場係長(同10年)、小長谷光典製造部千葉工場工場長代理(同2年)の4人。渡邉社長は「50周年を機に、ビジョンの浸透を図る狙い。社歴や年齢関係なく、人柄と能力を見て選抜した」と明かす。「本社工場はベテランが多く、中堅・若手への技術伝承が課題。良いところは伸ばしつつ、業務効率化を図りたい」(松山部長)、「自分が見本となり、定年まで働ける会社を目指す。鹿児島から盛り上げていきたい」(堀之口所長)、「まずは自らが率先して取り組み、新しいことに挑戦する。対話を重視し、一人一人に向き合っていく」(石橋係長)、「本社と千葉では仕事に対する姿勢や考え方に大きな差がある。社歴はまだ浅いが、自らの経験とミックスさせ、レベルアップを図りたい」(小長谷工場長代理)とそれぞれ目標を掲げる。
会社の良い点について挙がったのは「経営層、上司との距離の近さ」、「明るい雰囲気」だった。松山さんは「特に渡邉社長の就任後は会社の雰囲気が180度変わった。あいさつする人が増え、コミュニケーションが取れている」と説明する。一方で「中間層の少なさ」、「業務に対する温度差」を課題として認識。小長谷さんは「千葉工場は若い男性が少なく、世代間ギャップが生じている。マンパワー不足を解消したい」と話す。旗振り役として会社と共に底上げに取り組む考えだ。
「多くの社員の変化を見て、迷いがなくなった。これからもぶれずに個人の強みを伸ばす人材育成に取り組んでいきたい」。そう語る渡邉社長の目は輝いていた。

渡邉裕美 社長
わたなべ・ひろみ/遠賀郡遠賀町出身。1967年4月10日生まれの54歳。米国大学卒。業務用厨房機器メーカーで約27年勤務し、2017年同社入社。創業者で父の長谷川進現会長の後を継ぎ、19年10月から現職。趣味は新しいものを見つけること

 

採用情報
募集職種/営業職
応募資格/全学部全学科
採用予定/3人
問合せ先/TEL.093-281-5111
担当/総務部 塩屋宏和

(ふくおか経済EX2022年)


会社情報COMPANY PROFILE

会社名
日進化学㈱ (ニッシンカガク(カ)
代表者名
渡邉 裕美
所在地
〒811-4342 遠賀郡遠賀町大字尾崎1716-2
TEL
093-281-5111
企業ホームページ
https://www.nissinkagaku.jp/
設立
1971年9月
創業
資本金
9,600万円
従業員数
117人